現在も放送されるアニメの数は増えています。またテレビアニメだけでなく映画のアニメも増えてきているのです。今まで日本を代表するようなドラえもんやルパン、ドラゴンボールZなどが主流でしたが現在はさまざまなジャンルのアニメ映画が出てきます。

さらに見る層も変化しており、一般のアニメを知らない人やカップルなども見るようになってきています。ではデートなどで映画に行く際の選択肢の一つとしてアニメ映画はどんなものがあるのか見てみましょう。

●アニメ映画に対する見方が変わってきている！？

過去に「初デートでアニメ映画に行くのはあり？なし？」という質問で調査を行いました。その時の回答が下記のとおりです。

1位  問題ない  40.0  %

2位  大人向けのものならよい   21.0  %

3位  できれば避けたい   18.0  %

4位  絶対避けたい  14.0  %

5位  ぜひ行きたい   7.0  %

昔であれば、アニメは大人が見るようなものではないという意見が強かったのですが、アニメ映画にスポットが当たったり、見て面白い作品が増えてきたりすることでアニメ映画に対する意見が変わりつつあります。

最近話題になったアニメ映画と言えば「君の名は。」でしょう。若い世代を中心に広がり、アニメを全く知らない人でも楽しめた人気作品です。このアニメは、昔から続く国民的アニメの映画版ではないのが特徴です。最近はアニメ映画も増えてきており見る人も増えてきています。そんな中でデートに見てもいいというアニメは何なのでしょうか。

■自分が持っている価値観に気づきを与える！？アニメ映画「虐殺器官」

最近注目を浴びているアニメ映画の一つがこの「虐殺器官」です。この作品の原作は、伊藤計劃氏のデビュー作でジャンルはSF小説です。

伊藤計劃氏は病気のためすでに亡くなっていますが、この世に残した彼の小説は大きな影響を与えました。その小説を映像としてメディアに発信されたのが、アニメ映画「虐殺器官」です。

時は近未来、テロによって戦争が激化した世界が舞台となっています。この戦争が激化した中でさらに注目されたのが、後進国で発生する非人道的な事件です。事態を重く見たアメリカ政府はこの事件の発端ともいえる戦争犯罪人がいることを突き止め、重要人物として確保しようとします。

主人公は、特殊部隊の構成員である、クラヴィス・シェパード大尉です。主人公が所属する部隊は、この事件を引き起こしている人物の確保に向かうが失敗に終わります。主人公はこの失敗に違和感を覚え調査を始めます。

なぜ後進国で皆が注目するような大きな事件が起きたのか、なぜ重要人物とされる人間が政府の目を欺いていられたのかがストーリーが進むにつれて解明されていきます。

この「虐殺器官」の魅力はなんといっても戦闘シーンの残虐さです。アニメだからこそ表現できた作品と言えるでしょう。さらに登場人物たちのセリフ回しや、掛け合いも印象的で論理的で哲学的な要素も含まれている言葉が多く登場します。一見難しそうに見えますが、その独特な言葉に引き込まれていくこと間違いなしです。予備知己なしで自分の感覚すべてで体験してみることをおすすめします。

■もしかしたら将来的になっていたかもしれない世界が見られるアニメ映画「劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス」

この作品は映画館での放映が終了していますが、カップルやアニメ知識がない方でも見られるおすすめのアニメ映画です。

「劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス」は、少し先の未来の世界が舞台になっているアニメ映画でジャンルは近未来SF警察アニメです。人の精神状態を抑制することが実現し、管理された社会ですがこの世界でも犯罪は起きてしまいます。

しかもより凶悪で残虐な事件が発生するようになり、主人公は凶悪な事件を取り締まる刑事として奔走します。この「劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス」の魅力は登場人物とストーリーです。

人の精神状態が管理された状況でどのように凶悪な犯罪に立ち向かっていくのか、キャラクターの心の変化が魅力的です。またなぜ人の精神状態を管理するのか、そしてどのように人を管理しているかが次第に判明していくストーリーからも目が離せません。気になった方はぜひ見てみてください。