もう一度見たい「一発屋芸人」ランキング
- 2017/10/31
- エンタメ

浮き沈みの激しい芸能界で生き残っていくことは至難の業。大ブームを引き起こしたお笑い芸人が、あっという間にテレビから消えていく様子は何度も目にしてきました。「一発屋」という言葉が一般的になっているほど、一瞬のうちに消えていく芸人は数多く存在しています。
しかし、なかには「どうして消えてしまったんだろう」と思うような芸人もいるはず。そこで今回は、10代から50代の男女を対象としたインターネット調査で「もう一度活躍してほしい一発屋お笑い芸人」をあげてもらいました。
■質問内容
もう一度活躍してほしいと思う一発屋お笑い芸人はどれですか。3つ以内でお選びください。
■調査結果
1位:ヒロシ 22.8%
2位:小島よしお 12.2%
3位:どぶろっく 9.6%
4位:スギちゃん 8.8%
5位:桜塚やっくん 8.4%
6位:ダンディ坂野 7.8%
7位:ムーディ勝山 7.6%
8位:世界のナベアツ 6.6%
9位:芋洗坂係長 6.2%
10位:藤崎マーケット 6.0%
●1位:ヒロシ
「ヒロシです」というお馴染みのフレーズから始まる自虐ネタで大ブレイクしたヒロシ。2003年に「エンタの神様」に出演してから一躍人気者になり、2004年にはR-1グランプリで決勝に進出しています。その後2005年くらいに絶頂期を迎えましたが、徐々に人気が落ち始め、気づけばテレビで姿を見かけることがほとんどなくなりました。
現在は東京都中野区で「ヒロシのお店」というカラオケ喫茶を営業しています。たまにテレビで見かけることもありますが、あの独特な自虐ネタをもう1度じっくりと味わいたいですよね。
●2位:小島よしお
「そんなの関係ねえ!」「オッパッピー」というフレーズをくり返しながら海パン一枚という姿で踊る姿を毎日のようにテレビで目にしていたのは2007年のこと。「ユーキャン流行語大賞」にもノミネートされるほど、お茶の間の人気者でした。「一発屋」と言われつつも、10年も芸人として活動し続けられているのは大したものではないでしょうか。頻度は減ったものの、今でもテレビに出演されています。
さらに、子供をターゲットに絞った地方営業に力を入れており、これが大きく当たったようで現在も子供たちの心を確実につかみ続けているとのこと。テレビでの活動も増えていくといいですね。
●3位:どぶろっく
男性の下品な妄想を「もしかしてだけど~」と歌うネタで一気にブレイクしたコンビ「どぶろっく」。持ち前の観察眼を武器にしたネタは下品極まりないにもかかわらず、実は女性からの人気も高かったのですが、コンビのうちのひとりが特定外来生物であるカミツキガメを無許可で飼育していたとして書類送検された出来事をきっかけとして、徐々にテレビの世界から消えていきました。
男性のバカげた妄想を、アーティスト顔負けの美しい歌声で聞かせてくれる彼らのネタで再び大笑いできる日がくるといいですね。
■芸人が生き残るのは大変!
一発屋で終わらないために、日々試行錯誤している芸人達。いくら面白いネタをもっていたとしても、マンネリ化してしまえばすぐにあきられてしまいます。
バラエティ番組に出演し続けるためにはずば抜けたトーク力が欠かせませんし、冠番組をもっている大物タレントにかわいがられる必要もあるでしょう。長期に渡ってテレビの仕事を続けられている芸人はほんの一握りと考えると、非常に厳しい世界であるとわかりますよね。
しかし、一発屋になったとしても、一度でも全国的に有名になりさえすれば、地方の営業などを続けながら芸人として食べていける可能性はあります。また、一発屋としてテレビ界から消えた芸人が再び注目を浴びるケースも増えてきたので、今回の調査で上位にランクインした芸人が復活する日も近いかもしれませんね。