パパ・ママ必見!勉強したがらない子供をやる気にさせるコツ6つ
- 2017/8/14
- ライフスタイル

「いくら注意しても子供が勉強をしなくて困っている」「どうやって子供に勉強をさせたらいいのかわからない」という悩みを抱えた親御さんは大変多いようです。自分から進んで机に向かって勉強をしてくれたら安心できるのに、毎日毎日「勉強しなさい」と叱ってばかりだとうんざりしてしまいますよね。
しかし、子供は本来勉強が好きなもの。「もっと勉強ができるようになりたい」とほとんどの子供が思っています。子供が勉強をやりたがらないのには理由があるのです。
そこで、子供に勉強をやる気にさせるコツをご紹介します。
まず、世の親たちはどのように子供に勉強をさせているのか調べるために子供のいる20代~50代の男女にインターネット調査を行った結果から見ていきましょう。
■質問内容
実践している勉強のさせ方は?
■調査結果
1位 塾へ通わせる 42.0%
2位 親が教える 24.7%
3位 学校の授業のみ 22.0%
4位 家庭教師を雇う 6.0%
5位 DVDやweb配信などの教材 5.3%
■「塾に通わせる」のがもっとも効果的!?
調査の結果、「塾へ通わせる」という回答が断トツの1位になりました。小学生のうちから塾へ通わせるのは賛否両論ありますが、昔に比べて塾に通っている子供が多いのは確かです。
ただし、塾に通わせていれば安心と考えるのは間違いです。公立学校よりも効率のいい授業を受けられ、競争心をあおる仕組みができている塾は子供のやる気を引き出すきっかけになりやすいでしょう。しかし、その子に適した塾に通っている場合に限ります。
たとえば、自分よりもはるかに優秀な子供ばかりが集まっている塾に通っている子は、やる気がでるどころか勉強のできなさに傷ついて早々にあきらめてしまうかもしれません。
子供のやる気を引き出すためには、その子よりちょっと上のレベルの塾を選びましょう。がんばれば追いつける、追い越せる程度の子が多く集まっている塾が理想とされています。
もっとも重要なのは、子供自身が「自分もやればできる!」と思える塾を選ぶことです。
■勉強したがらない子供をやる気にさせる6つのコツ
●「勉強しなさい」と言わない
親に「勉強しなさい」と怒鳴られながら勉強しても、成果はあまり得られません。イヤイヤ勉強しても大して身につかないでしょう。親が子供を机に向かわせて満足しているだけです。
勉強をしない子供はなにをどうやって勉強したらいいのかわかっていない可能性が高いと考えてください。それを理解させないまま机に向かわせても、結果がでるわけはありません。
●どこが理解できていないのかを見つける
学校の授業についていけなくて勉強が嫌になっているのかもしれません。まずは、どこがわからないのかを一緒に探すことからはじめましょう。たとえば、算数が苦手な子は割り算の仕組みがわかっていないのか、それとも九九をマスターしていない可能性はないかなど障害となっているところを見つけます。そして、そこを重点的に学習するのです。
勉強は何度もつまづき、そのたびに基礎に戻って学び直すのがポイントです。そうして応用する力をつけていくのです。勉強のやり方を身につけたら、理解することが楽しくなっていきますよ。
●「できた!」という経験を積み重ねる
たとえ時間がかかったとしても、それが簡単な問題だとしても、「できた!」という喜びを感じたときに子供のやる気はグンとアップします。
やる気を引き出すためには簡単な問題を数多く解いて自信をつけさせ、徐々に難しい問題に挑戦させていきます。解けたときの「やったー!」という気持ちを経験させることが大切です。勉強以外でも、親があまり手出しをせずに物事に挑戦させて小さな達成感を積み重ねていきましょう。
●テストでいい点をとったときの声かけ
子供が前回よりもいい点数をとってきたら「よかったね!がんばったもんね」と日ごろの努力をねぎらってあげると、自分がやったことは間違いではなかったんだと思って前向きに取り組めるようになるでしょう。ところが、「次もがんばろうね」と声をかけてしまうと、いつになったら親に認めてもらえるのか分からずに力尽きてしまいます。たとえ20点でも30点でも、前回より点数が上がっていたら努力を認めてほめてあげてください。
テストを持って帰ってくるとほめてもらえる――これだけで子供はやる気をだすものです。
●勉強をしている姿をほめる
テストの結果だけでなく、勉強をしていること自体をほめるのも効果的です。「勉強がんばってるね!」「この問題できたんだ!」というだけでなく、「字がきれいだね」「姿勢がいいね」などどんなことでも構いません。
ほめられる快感をもっと得たくて、どんどんやる気をだしてきます。
●「自分は愛されている」と感じさせる
親が自分のことを愛しているとわかっている子には自己肯定感が育ち、心が満たされています。今の自分のままでいいと安心し、自分を好きでいられる思いがなければやる気は起こりません。
親の発するちょっとした言葉が子供の自尊心を傷つけてしまっていることが多いので、日ごろの言動を見直してみましょう。
■子供のやる気を引き起こすのは親の役目
やる気のある子とそうでない子の違いは「親」であるといっても過言ではありません。親がよかれと思ってやっていたことが、かえって子供のやる気の芽を摘んでしまっていることが少なくないのです。
ここでご紹介したコツを実践しても、すぐに結果があらわれるわけでもありません。子供に変化がみられるのは何か月も先かもしれないのです。しかし、子供をじっと見守るのが親の努めですよ。