うわ、まずった!?ブラック企業を疑う瞬間ランキング
- 2017/10/19
- ビジネス

最近日本の働き方で注目を集めているのがブラック企業です。ブラック企業とは、正社員として雇用した人を長時間働かせたり、過酷な環境下で仕事させたりなどして、退職に追い込んで心身をボロボロにさせてしまう企業のことです。そんなブラック企業ですが、どんな時にヤバいと感じてしまうのでしょうか。
■質問内容
もしかしてブラック企業かも!?と思う理由は?
■調査結果
1位パワハラ・モラハラがまかり通っている 32.8
2位社員の入れ替わりが激しい 27.2
3位残業や休日出勤が多い 25.2
4位すぐに辞めさせたり配置転換を行う 8.8
5位インターネット上での評判が悪い 6.0
●あなたは大丈夫?ブラック企業あるある
今回の調査で多かったのが、パワハラ・モラハラがまかり通っている会社です。この会社に多く見られるのが、実際にパワハラやモラハラを行う人が自覚していないことです。
その理由は、会社の社訓が関係してきます。上司として入った人も先輩からそう教え込まれており、社訓や会社でのルールが当たり前と勘違いしてしまいます。そうなってしまうと新入社員も感覚がマヒし、気づかないうちにブラック企業の考えに洗脳されてしまいます。
厄介なことに中途で入った人などは、前の会社と比較しやすいのですが、中途で入るのでなかなか発言権がないのが現状です。そのためブラック企業とわかっても大きく変えることはなかなか難しいのです。
次に多いのが、「社員の入れ替わりが激しい」ことです。ブラック企業では、過酷な環境での労働や、長時間の仕事が当たり前になっているので、心身ともにやんでしまい、退職するケースが多いのです。
そのため人の入れ替わりが激しく、また部署の変更やチーム編成など頻繁に実施されます。問題なのは、実際に手を動かす社員の声が、上層部に届いてないケースです。よく見られるのは不満や改善してほしい点が、どこかで握りつぶされており、いつまでも改善されない状態です。
他にも社長や上層部が、社員の生産効率を頑張ればなんとかなるという精神論を持っている人が多く、頻繁な社員の入れ替わりをあまり問題視していないのです。
■ブラック企業は会社自体が自覚していないケースが多い!
今回の調査いかがだったでしょうか?共通しているのは、自分たちがブラック企業だと思っても、周りや上層部がブラック企業だと思っていないケースが多いことです。
また朝会や全体のミーティングなどでの会社のルールを徹底的に教えたりするので、心が折れたり我慢したりすればいいと思ってしまうのが現状です。そのため会社内で改善しようとする動きが活発化されないのです。重要なのは、社員の声をしっかりと拾って、問題を皆に自覚させることです。
ブラック企業かどうか判断し、発言することはなかなか難しいことです。しかし、会社で問題にならなければ解決することもないのです。