- Home
- 嫌いな血液型ランキング
嫌いな血液型ランキング
- 2020/2/25
- 未分類

飲み会や合コンでは必ずといっていいほど話題に上がる、血液型のこと。
血液型の性格診断や相性占いには医学的根拠はありませんが、なぜか当たっている、と思っている方も多いのでは?
それぞれの血液型にはどんなイメージを持たれているのか、気になりますよね。
今回は、ズバリ「嫌いな血液型」についてのアンケート調査をご紹介します!
一番嫌われている血液型は……
医学的根拠はないのに、なぜか当たってしまう血液型診断。
今回は、ズバリ「嫌いな血液型」を、10代~50代の男女を対象にインターネットでアンケート調査しました。
不名誉なナンバー1に輝いた血液型とは…!?
1位:B型(40.8%)
2位:AB型(28.2%)
3位:O型(17.6%)
4位:A型(13.0%)
なんと、4割の方が嫌いな血液型として「B型」を上げるという結果に!
続いて、AB型、O型、A型というランキングになりました。
もはやこの結果を予想していた方も多いのではないでしょうか。
残念ながら、今やB型は嫌いな血液型の代名詞ともいえる存在になりつつあります。
B型には、「わがまま」「変わり者」「自己中心的」といった悪いイメージが定着していることで、この不動のランキングをたたき出しているのでしょう。
B型はなぜ嫌われるようになったのか?
先にもご紹介しましたが、B型には「わがまま」「変わり者」「自己中心的」「マイペース」などのあまり他人には好かれないようなイメージがあるといわれています。
ではなぜB型にはこのようなイメージが定着し、これほどまでに嫌われてしまっているのでしょうか?
日本の血液型性格診断の歴史は実は古く、日本大学教授の大村政男氏らの「古川竹二 血液型気質相関説の光と影 東京女子高等師範学校・教育心理学・性格理論の歴史的検討」(日本パーソナリティ心理学会大会発表論文集)によると、1927年、東京高等師範学校(現在のお茶の水女子大学)教授・古川竹二氏が「血液型気質相関説」を唱えたことから始まります。
著書「血液型と気質」(三省堂)で現代にも残るそれぞれの血液型のイメージを広めることに成功しましたが、わずか親族11人の血液型の性格と分析を行ったことで、一時は「でたらめな説」だと下火に。
しかしこれをきっかけに血液型診断ブームが到来し、そして再び下火になり、を繰り返して現代に至ります。
また、聖徳大学人文学部心理学科講師・山岡重行氏の「テレビ番組が増幅させる血液型差別」(日本心理学会)によると、2004年に集中的に多くのテレビ番組でB型が否定的な扱いをされ、2005年に一気にB型への偏見が強まったとされています。
このような歴史を経て、近年の「B型嫌い」が強まっているようです。
AB型は「変人」から「天才肌」へ
血液型診断が始まって現代に至るまでの長い歴史の中で、B型よりもAB型の方が嫌われている時代もあったようですが、当初のイメージ「変人」から、そのイメージが「天才肌」へと移り変わったことが嫌われ度が低下した理由だといえるでしょう。
変人と天才肌は紙一重ですが、物は言いようといいますか、たった一言で血液型のイメージががらりと変わるから不思議です。
AB型のように、B型も「独創的」などと世間的なイメージを変えることができれば、これほどまでに嫌われないのかもしれませんね。
血液型で先入観を持つのはやめよう
初対面で血液型を聞いて、まだその人のことを知らないのに「この人はこんな人だ」と決めつけるのはとてももったいないことです。
知らない相手から会話を通して情報をどんどん引き出すことで人間関係は構築されていきますが、血液型でイメージを固定してしまう人には、その人間関係の構築は難しいですよね。
また、血液型で相手のイメージを決めつけてしまうのは立派な差別にあたりますから、初対面の相手に間違っても「君は〇型だから~~だよね」などと発言しないようにしましょう。
なぜか当たってしまう血液型占いですが、血液型の性格診断には医学的根拠はありません。
メディアによるイメージ操作も嫌われる血液型をつくってしまっている一因ですので、あまり血液型を気にすることなく人付き合いをしたいものです。
【参考】
「古川竹二 血液型気質相関説の光と影 東京女子高等師範学校・教育心理学・性格理論の歴史的検討」(日本パーソナリティ心理学会大会発表論文集)
http://ci.nii.ac.jp/els/110007228535.pdf?id=ART0009165954&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1487801900&cp=
「テレビ番組が増幅させる血液型差別」(日本心理学会)
http://www.psych.or.jp/publication/world_pdf/52/52-5.pdf#search=%27%E8%A1%80%E6%B6%B2%E5%9E%8B%E3%83%96%E3%83%BC%E3%83%A0+%E7%99%BA%E7%AB%AF%27