「トイレで●●しない」は、実はとても危険なことだった!
- 2016/12/21
- ライフスタイル

普段の雑談や世間話にはほとんど出てこない、トイレのこと。
実際、トイレの使い方などは親に教わるだけで、他の人がどうしているかなんて知る由もありませんよね。
今回は、そんなトイレに焦点を当て、こんな質問をしてみました!
みなさん、トイレの蓋ってしめてます?
現代の日本のトイレの大抵の便座には蓋がついています。
その蓋、あなたはしめますか?しめませんか?
20~40代の男女を対象に、ネットでアンケートを取った結果が、こちらです。
Q.トイレの便座の蓋をしめる?しめない?
男性:しめる63.2%・しめない36.8%
女性:しめる70.4%・しめない29.6%
男女ともに、「しめる」派が多数であることがわかりました!
女性ほど気にしなさそうな男性でも、6割以上の方がしめると答えました。
ただ、蓋がついているからには開閉するものだということはわかるのですが、しめなければいけない理由は、あまり知られていませんよね。
あくまでもマナーとしてしめている人が多いかもしれません。
実は「トイレの蓋をしめる」ことは食中毒予防にも重要
蓋をしめることは、「食中毒予防」にも重要だということはご存じでしょうか?
2012年に発表された英国の研究論文によると、食中毒にかかった人の便に含まれている細菌やウイルスがトイレに入った人に付着し、二次感染を引き起こしているというのです。
トイレを水で流した時、小さな水滴が便器から飛び出し、目には見えない飛沫はなんと90分以上も浮遊しているとか。
手を洗えば手についたウイルスはほぼ洗い流せますが、口に入ってしまっては防ぎようがありません。
マスクをしていたとしても、腕や衣服に付着したウイルスが何かの拍子で口に入ってしまう可能性はあるでしょうし、お子さんがいるのならなおさらです。
水を流す時やその後にも蓋をしめておくことが重要ですし、蓋の内側は特にしっかりと掃除したいですね。
お腹を下している時は食中毒の可能性があるので、特に注意してしめるようにしましょう。
また、蓋をしめることで暖房便座の放熱を防ぐことがわかっており、節約にもつながります。
さらに、スマホがトイレに水没してしまった経験がある方もいるでしょう。こまめに蓋をしめるようにすれば、ポケットからの落下物や、便器の上にある収納棚からの落下物も、水没することを避けられます。
実はこれほどまでにしめた方がいい理由があった、便器の蓋。
マナーとしてはもちろん、食中毒予防や節電のためにも、できる限りしめるようにしましょう。