キャスティングミス?許せない実写化の配役ランキング
- 2019/7/26
- エンタメ

アニメやコミックといった2次元作品の実写化は、大きなリスクをはらむことで知られます。
リスクのほとんどは、配役の成否にあるといっていいでしょう。2次元キャラクターの3次元化すなわち俳優・女優の配役は、前評判の時点でも公開後にも、「ふさわしくない」とささやかれがちです。
そこで今回は、「許せなかった実写化作品の配役」をテーマにアンケート形式の調査を実施。10〜40代の男女から回答を得て、許せなかったという順にランキング化してみました。
■質問内容
許せなかった実写化作品の配役はどれですか。3つ以内でお選びください。
■調査結果
1位:ゲゲゲの鬼太郎・鬼太郎役/ウエンツ瑛士 21.0%
2位:ルパン三世・峰不二子役/黒木メイサ 17.0%
3位:鋼の錬金術師・ウィンリィ・ロックベル役/本田翼 16.0%
4位:ヤッターマン・ヤッターマン1号役/櫻井翔 14.0%
5位:鋼の錬金術師・エドワード・エルリック役/山田涼介 13.0%
6位:こちら葛飾区亀有公園前派出所・両津勘吉役/香取慎吾 11.0%
6位:進撃の巨人 ATTACK ON TITAN・ミカサ役/水原希子 11.0%
8位:ヤッターマン・ヤッターマン2号役/福田沙紀 9.0%
8位:怪物くん・怪物くん役/大野智 9.0%
8位:進撃の巨人 ATTACK ON TITAN・シキシマ役/長谷川博己 9.0%
●1位 ゲゲゲの鬼太郎・鬼太郎役/ウエンツ瑛士
●8位:怪物くん・怪物くん役/大野智
1位には、ウエンツ瑛士さんが演じた「鬼太郎」がランクインしています。
原作にせよ、複数回にわたってのアニメ化にせよ、鬼太郎のトレードマークといえば、片目を隠すという3次元での再現が難しそうなワンレングス。服装はというと、ちゃんちゃんこに半ズボンという現代では見かけることもない組み合わせです。
加えて、原作でもアニメでも鬼太郎は身長130センチほとどいう設定で、これは、人間の男児でいうと8歳から9歳に相当します。
いかにウエンツ瑛士さんといえども、化けて演じるのは難しかったに違いなく、首位でのランクインには同情を禁じ得ないところがあります。
8位に入った大野智さんの「怪物くん」も同様で、ドラキュラやフランケン、オオカミ男なら特殊メイクなどを駆使することで化けようもありますが、当の怪物くんの見た目は、人間の男児と大差ありません。
これでは、何をどうしても無理を通すことになり、作品中の大野智さんは、怪物くんというよりも「奇怪くん」と呼びたくなる出来栄えの見た目でした。
●2位 ルパン三世・峰不二子役/黒木メイサ
2位にランクインしたのは、映画「ルパン三世」実写版で峰不二子役を演じた、黒木メイサさんです。
原作やアニメの峰不二子は、2次元にしか存在し得ない理想を超えたナイスバディの持ち主。彼女への変身を課せられた黒木メイサさんは、たしかに均整の取れた見事な体つきではありますが、比べられてはたまったものではなかったでしょう。
評価では、黒木メイサさんの声質が、アニメで声を演じた増山江威子のイメージとかけ離れたいたところを指摘する声もあったようです。
1位に入ったウエンツ瑛士さんともども、持ち前の実力を発揮できない気の毒な配役だったというほかありません。
■「許せない」のも仕方ない?
そもそも2次元作品には、長年にわたる連載や放送を読んだり見たりで支えてきたファンの存在があります。
彼らが、作品中の2次元キャラに対してささげる愛情は、キャラが実在しない架空の存在であればあるほど、高い理想を求めて強く大きくなりがちです。
実写化での配役に「許せない」感情を抱くのも、もっともといえなくはないでしょう。
2018年11月
調査対象:10~40代の男女