解雇される人の特徴!1位は●●できない!
- 2016/10/18
- ビジネス

会社に勤めているからといって、決して安定とはいえない現代。
真面目に働いていても、クビになる可能性だってゼロとはいえません。
でもなるべくなら、いや、絶対にクビになんてなりたくはありませんよね!
今回は、会社をクビになる人の特徴についてアンケート調査を行いました。
反面教師として、クビになる人の特徴を知っておきましょう!
会社が従業員を解雇できるのはどんなとき?
まず知っておきたいのが、どんな時にクビにされるかということ。何らかの理由がない限り、雇用主は従業員を不当には解雇できません。
解雇される理由は、以下の3つになるでしょう。
・整理解雇
会社の業績が思わしくなく、経費削減のためにやむなく解雇する場合。
この場合には、以下の4つの要件を満たされなくては認められないことになっています。
① 人員削減の必要性があること
② 解雇を回避するための努力を会社が尽くしていること
③ 解雇される者の選定基準及び選定が合理的であること
④ 会社が従業員に対して、事前に、説明・協議を尽くしたこと
・懲戒解雇
社内の秩序を大きく乱した従業員に対する解雇のことで、懲戒、つまり特定の行為に対する「制裁」として行われる解雇のこと。最も重い解雇の方法です。
具体的に解雇理由とされた事実はあったのか、それが解雇に相当するほど重大だったかが重要となります。
・普通解雇
上記以外の理由で解雇となる場合は、普通解雇と呼ばれます。
就業規則に定められた解雇理由にあたる場合に適用されます。
多くの場合が、違反行為、遅刻欠勤等の勤務態度、勤務成績などが理由となるようです。
解雇されている人に見られる特徴とは
では具体的に、どんな人が会社をクビになっているのでしょうか?
20~40代の男女を対象に、インターネット調査を行った結果が、こちらです。
質問内容:あなた自身、もしくは同じ会社の人や親族などでクビになったことのある方がいればその人に当てはまる特徴をお答えください。
5位 プライベートで問題を抱えている…7.0%
・アラフォー新婚の男性社員で、奥さんがかなり束縛体質なのか、仕事中も頻繁にメールが来ていて返信しないと情緒不安定になるそうで、携帯を離そうとしなかった。 それを上司に指摘されても改善せず、結局自主退社に追い込まれた。
4位 パワハラ、セクハラ、モラハラなどを当たり前のようにする…7.4%
・学生へのセクハラ、仕事をしないのに残業手当ばかり申請する。
3位 仕事をさぼりがち…9.4%
・仕事をさぼっていた人が切られた。
・仕事をサボってばかりでついに出社しなくなった。
2位 お金にだらしない…14.3%
・会社の金の使いこみでクビ。
・同僚に借金をする人はだめみたい。伝票操作で依願退職した。
・パチンコに会社のかねをつかってくびにされた先輩。
1位 仕事ができない…16.8%
・本人は一生懸命だが致命的に適性がなかった。指導役の人がノイローゼになった。
・昔仕事ができなくて辞めさせられたので。
・言い訳ばかりで実績を上げることが出来ない。
自主退職をすすめられる場合も
「整理解雇」「懲戒解雇」「普通解雇」の3種類が、主にクビになるパターンですが、雇用主から「自主退職」を勧められる場合もあります。
「解雇ではあなたの経歴に傷がつくので自主退職にしましょう」と言われつい受け入れてしまいがちですが、自主退職の場合は会社側は解雇予告手当を支払わずにすみ、整理解雇の4つの要件を回避することもできるため、会社にとって都合がいいのです。
退職金も会社都合の解雇よりも支給額が低くなってしまうことがほとんどなので、金額的にもだいぶ損をしてしまうことになります。
会社から「クビだ!」といわれたときに確認しておきたいこと
もしも突然、会社から「クビだ!」と言われた時は、解雇理由を確認するようにしましょう。
合理的な理由のない解雇は認められませんから、合理的でないとわかった場合は解雇を受け入れる必要はありません。
解雇理由が不透明な場合は、会社から解雇の理由を記載した証明書を交付してもらいましょう。これは、雇用主の義務です。
中には、解雇されるくらいなら自分で辞めてやる…!となる人もいるかもしれませんが、上記で説明した通り自主退職はかなり損なことに。
会社都合ではなく、自ら一方的に会社を辞めたと思われてしまうので、就職活動も不利になるといえます。
これは、解雇=懲戒免職だという勘違いが一般に浸透してしまっているからこそ、落とされる落とし穴。会社都合の解雇の場合は、自分には落ち度はありませんから、経歴に傷がつくことはありません。
本当に自分の都合で辞めるのではない限り、自主退職はよく考えるようにしましょう。
離職届を渡された際は、離職理由を確認することも大切です。
解雇されたにも関わらず「労働者の判断によるもの」、つまり自主退職だという記載があることもあります。
クビになる理由も人それぞれ。
解雇の落とし穴にはまらないよう、しっかりとした知識を身に着けておきたいですね。