ラストが想像の上を行き過ぎたアニメTOP10

最初から夢中になって見ていたアニメはラストが気になり、それまでの流れから予想したりしますよね。

ですが、それが全く想定外の時の衝撃は計り知れません。

そこで今回は、ラストがあまりにも想像の上を行き過ぎて、狂気を感じたアニメについて、10~40代の男女にアンケート調査し、結果をもとにランキング化しま

■質問内容

ラストがあまりにも想像の上を行き過ぎて、狂気を感じたアニメはどれですか。3つ以内でお選びください。

■調査結果

1位:新世紀エヴァンゲリオン 13.0%
1位:正解するカド KADO:The Right Answer 13.0%
3位:School Days 12.0%
3位:輪るピングドラム 12.0%
5位:機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 10.0%
5位:くまみこ 10.0%
5位:BLOOD-C 10.0%
8位:伝説巨神イデオン 9.0%
8位:革命機ヴァルヴレイヴ 9.0%
10位:東京喰種トーキョーグール√A 8.0%
10位:甲鉄城のカバネリ 8.0%

●1位 新世紀エヴァンゲリオン

1位は、同率で2作品がランクインしました。

1作品目は、社会現象をも引き起こした「新世紀エヴァンゲリオン」です。

ストーリーも、登場人物の描き方もこれまでのアニメとは一線を画したアニメで、若者だけではなく幅広い年齢層で大人気となりましたが、謎も多く、明確な答えもないまま迎えた最終回はその内容も物議を醸し、話題となりました。

主人公でエヴァンゲリオン初号機のパイロット・碇シンジの、自分の存在価値を肯定するまでの心の問答、と言えばいいのでしょうか。最後は自己を肯定することができたという祝福で終わり、となっていると思うのですが、解釈は人それぞれで違います。そういうところも予想外の展開でした。

のちに劇場版、新劇場版、漫画版が作られます。ストーリーはほぼ同じですが、終わり方がみな違います。残された多くの謎については解明されているところもあり、比べながら見てみるのも面白いのではないでしょうか。

●同率1位 正解するカド KADO:The Right Answer

同率1位の2作品目は、大人に人気があった「正解するカド KADO:The Right Answer」です。

羽田空港の滑走路に突如現れた超巨大な正立方体。滑走路にいた航空機を乗客もろとも飲み込み着地したため、政府が乗客の救助、ならびに謎の物体の正体を知ろうと動く中、異方から来たと宣言する白髪の青年・ヤハクィザシュニナと、航空機に乗り合わせてい交渉官・真道幸路朗が立方体上部に現れます。

さまざまなやり取りの中、真道はヤハクィザシュニナの真意が、人類を残らず異方に送るということに気づき、日本国代表として交渉官を務めた徭沙羅花と協力し野望を阻止する……といったストーリーです。

異方存在との対話という交渉がコンセプトで、話すことがメインなんですが、視聴者に飽きさせることなく話を展開していく設定はよく練られていて、しっかりしていたと思います。

ですが、最終回はギャグ要素満載の上、いきなり「愛」を持ち込まれ、まさかの女子高生とのバトルで終了、という、無理やり盛り込まれすぎた感のある、ちょっと唐突なラストであったことは間違いないですね。

●3位 School Days

3位も、同率で2作品がランクインしました。

まず1作品目は、最終回がテレビ放映されなかったことで話題を呼んだ「School Days」です。

同名のアダルトゲームをアニメ化したもので、2007年に放映されました。主人公とメインヒロイン2人の三角関係とその末路を描いた作品です。

はっきりいって、憤りしか生まれない最終回です。主人公は自分が妊娠させ捨てた彼女に殺され、その妊娠した彼女は、主人公の今の彼女に殺される、という痛ましく、狂気じみたラスト。

最終回放映予定の前日に、女子高生による父親殺害事件があり、放送局各局が予告なしに放映を見送ったという異色の作品となりました。

その後有料チャンネルで夜間のみ放映されたようですが、描写が凄まじく、過激であったため、ファンの間でも「これは放送中止でも仕方ない」という共通認識が生まれたほどです。

●同率3位 輪るピングドラム

同率3位のもう1作品は「輪るピングドラム」です。

12年ぶりに「少女革命ウテナ」の幾原邦彦さんが「家族」をテーマに監督・脚本を担当するオリジナル・アニメ作品ということで、アニメファン放映前から期待されていた作品です。2011年に放映されました。

兄2人と妹1人の家庭の物語で、実は妹は病気を患っていて、余命いくばくもない。両親の名前のところにはガムテープが貼られている3人暮らし。

ある日、妹の陽毬(ひまり)の発案で水族館に行きますが、その水族館で陽毬は……という話。

幾原邦彦監督ならではの演出で、よく観ていれば要所要所にかなりの伏線が引かれ、最終回でやっとつながる感じですが、ピングドラムが何なのかも含め、人によって解釈が異なる複雑かつ深い話になっています。

テーマは家族なのですが、親から愛情を注がれて育ったキャラクターがいないあたりにも、何かメッセージが込められているのではないかと思ってしまいます。

■終わりよければすべてよし、じゃない余地の楽しみ

アニメの世界だけではないと思いますが、ラストを皆が納得できるものって、すんなりまとまるか、あるいはありがちか、どちらかなのではないでしょうか。

作り手としては、制作意図のもとラストまで全うしたい気持ちで、作品への「愛」が強すぎて詰め込みすぎたり、何通りにも意味がとれるような描き方になったりしているのかもしれません。

ですが、そこにある確固たる意志や表現意図を組めるかどうかも、アニメファンの意地やプライドになっているのかもしれませんね。

 
 

2018年10月
調査対象:10~40代の男女

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