ラストの後味の悪さが印象的過ぎたアニメとは?

アニメは、物語やキャラクターに感情移入して見続けるものですから、やはり最終回はとても大事ですよね。
期待した通りの最終回だったら爽快なんですけど、「ええ!?ウソでしょう!?」という最終回もありますね。
そこで今回は、ラストの後味の悪さが印象的過ぎたアニメについて、10~40代の男女を対象にアンケート調査を行い、結果をもとにランキング化してみました。

■質問内容

ラストの後味の悪さが印象的過ぎたアニメはどれですか。3つ以内でお選びください。

■調査結果

1位:DEATH NOTE 13.0%
2位:フランダースの犬 10.0%
3位:伝説巨神イデオン 8.0%
3位:ベルサイユのばら 8.0%
3位:Fate/Zero 8.0%
3位:魔法少女育成計画 8.0%
7位:SchoolDays 7.0%
7位:なるたる 7.0%
9位:地獄少女 6.0%
9位:機動戦士ガンダム0080ポケットの中の戦争 6.0%
9位:東京マグニチュード8.0 6.0%
9位:秒速5センチメートル 6.0%
9位:アカメが斬る 6.0%

●1位 DEATH NOTE

「週刊少年ジャンプ」に大人気連載された、大場つぐみさん原作、小畑健さん作画による漫画のアニメ化作品です。藤原竜也さんの主演、松山ケンイチさんの共演で実写映画化もされ、原作のエッセンスを損なわずに発展させていた、と大好評でした。

死神が落とした一冊の「デスノート」と、それを拾った天才高校生の夜神月(やがみ ライト)、そしてデスノートに憑依していた死神のリュークをめぐる物語。
ライトの完全犯罪を暴こうとするL(エル)や警察が迫る中で、ライトが次々に繰り出す駆け引きと頭脳戦、心理戦がスリリングで、ハラハラドキドキさせられっぱなしです。

かろうじてLに勝利したライトですが、最後にライトの命に終止符を打ったのは、本来のデスノートの所持者であり、ずっとライトとともにいた死神のリュークでした。ライトの負けを確信すると、ライトの名前をデスノートに書いたのです。

自分を「新世界の神である」と叫んだライトが、最後にもがき、あがき、のたうち回る様子は、かなり情けなくて、後味の悪いものでした。

●2位 フランダースの犬

フランダースの貧しい少年ネロと、寝食を共にし続けた犬のパトラッシュとの旅を描いた物語です。

愛してくれた祖父も亡くなってしまい、幼い身でありながらも必死で生きていくネロ。貧しさゆえ迫害されながらも、美しい心を忘れないネロに涙した視聴者も多かったでしょう。

ネロとパトラッシュは、最後には身を寄せ合って亡くなってしまいます。

このシーンは、この作品のもっとも美しく、感動を呼び起こす場面なのですが、やはり、あまりに悲しい結末すぎたので、放映直後から、納得いかないという声が大きくなってしまいました。

●3位 伝説巨神イデオン

1980年5月に放送開始された、日本サンライズ制作のアニメです。テーマ、作風、演出の手法がアニメ業界へ与えた影響は非常に大きく、原作・総監督を務めた富野喜幸さん(のちに、由悠季に改名。ガンダムを生み出した、あのトミノさんです)を一躍有名にしました。この作品のファンはいまだに多いですね。

人類が宇宙に移民している時代に、とある惑星で発見された古代遺跡・イデオンのパイロットを務めることとなったユウキ・コスモら、宇宙を旅する人々が、人類と異星人の接触から始まった戦争に巻き込まれたことから、壮大な物語が始まります。

単なるヒーローものかと思いきや、人物描写が深い作品で、深いというよりも、ドロドロの人間関係が描かれたのが特徴で、最終回では、イデの力が発動して宇宙が滅亡しておしまい……というようなあっけない結末で終わりました。

最終話の脚本を担当した松崎さんによると、最終回は突然の「打ち切り」となったことで、松崎さんが書いた第39話の脚本を、富野さんがラスト2分を変更して最終話にしたそうです。

また、この作品は後に劇場版が作られ、そのラストシーンも、キャラクターたちが死んでゆく展開の凄まじさも話題になりましたが、最後にはみんなが転生されていくという描写があり、唯一の救いとなった部分と言われています。
しかし、熱烈なファンがいる一方で「いくらなんでも、あれはありえない」という声に極端に分かれて、今でも議論が続くほどの作品です。

■ ハッピーエンドは死んだか?

アニメが作られ始めたばかりの頃は、どの作品も「いろいろあっても、頑張れば幸せになれる」という事をテーマにしたものが多く、視聴者もそれで満足していました。

しかし、時代が多様化して、同時に閉塞感が蔓延してくるのと並行して、そんな単純なハッピーエンドでは視聴者が共感できなくなってきたようです。
狂気的だったり、バッドエンドだったり、そんなストーリーにこそ惹きつけられる若者が続出しているのは確かです。

アニメの表現の変化には、現実の社会の様相が色濃く投影されている、という事実は間違いなくありますので、アニメだから単純でお気楽だ、という思い込みを超えた、客観的な視点を大事にしたいものですね。

 

 

2018年8月

調査対象:10~40代の男女

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