新春!歴史ある和菓子で一休みしながら、隅田川七福神めぐりで縁起を担ぐ東京観光デートコース

都内の七福神といえば、最も古くからあるのが「谷中七福神」「隅田川七福神」のこの2つ。そのうち、東京ポコは、隅田川七福神めぐりを提案します!歴史ある七福神周辺には、昔から参拝おみやげとして、これまた歴史ある和菓子が数多く残っています。七福神の歴史を知りつつ、町並みを楽しみつつ、歴史ある和菓子に舌づつみ!そしてゴールは今をときめく東京スカイツリー!今と昔が良い具合に調和している墨田区を堪能!

昼からスタート
スタートは「東武鉄道伊勢崎線堀切駅」から!

東武伊勢崎線堀切駅は「ここが東京か?」と思うぐらい、何もない、そして、昭和から時代が止まっている?のが特徴の駅。すぐそばには荒川が流れていて、あの名作ドラマ『3年B組金八先生』ロケ地だったことが、唯一の特徴でしょうか。

ここから、スタートして、お大きなスカイツリーを目指す感じで歩き出します。

線路脇の細い道を歩くのが今回の七福神ルート一つ目の毘沙門天の「多聞寺」への近道です。
【隅田川七福神】一番離れている、毘沙門天の「多聞寺」に到着!

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多聞寺のご本尊「毘沙門天」は、インドの神様でンドにおいては財宝神として崇めらていたんだけど、中国に伝わる過程で「武神」として「戦う神様」に。それが日本に伝わり、室町時代には七福神の一尊として、江戸時代には「勝負事に利益あり」という信仰の対処に。ちなみに、隅田川七福神の中で、一番場所が離れているのが、ここ多聞寺。だので東京ポコとしては、先に遠いところからせめて行く戦法をおすすめします!

元旦〜1月7日(一部情報では1月15日頃までとも)までであれば、色紙に七福神一つづつの御朱印をあつめることもできるし(もちろんご自分の御朱印帳があればそれにも可能)、、、

このような御神体をそれぞれの寺院でわけてもらうことも。宝船は別売り。(宝船は、三囲神社・多聞寺のどちらかで)昔は「海から宝舟が上がる」ということで、川下の三囲神社から川上の多聞寺への参拝する人が多かったのですが、絶対的ルートではありませんっ!どの寺院からスタートしてもいいんです。とはいえ、東京ポコ、すれ違う人が多かった気がしますがっ。。。

元旦から1月7日まで(一部情報では1月15日頃までとも)が、御分体や宝舟・御朱印をわけてもらえるのですが、その日以外にまわるのならば、参拝記念として、無料スタンプがあります!冊子「隅田川七福神めぐり」(300円)をゲットするのがオススメ!スタンプを集められ、歴史を知ることができ、近くのグルメまで網羅している冊子はかなり使える!こんな七福神めぐりも楽しいね!
【隅田川七福神】多聞寺から歩くこと30分。やっと到着!白鬚神社は大人気!!

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主神は、国つ神の猿田彦命とする白髭神社には「寿老神」が祀られていて「無病息災」「延命長寿」を願う人達がたくさんおとづれていました。タイミングかもしれませんが、七福神めぐりの中で、一番参拝客が居た神社。お酒好きの寿老神、長寿の象徴「鹿」を連れているのですが、ある説では、同じく七福神の「福禄寿」と同一神と考えられていることもあったりと、神様界もいろいろあるみたいですっ!

ちなみに、ここ白髭神社の大祭は本祭は3年に一度。その時には大暴れ!?「千貫大神輿」も、この日ばかりはご開帳!!およそ4トン弱の神輿は圧巻!!

こちらのスタンプは、寿老神が連れていた「鹿」がモチーフ!長寿の鹿スタンプ。これだけでもご利益ありそうっ!
【隅田川七福神】続いては白髭神社のすぐ目と鼻の先「向島百花園」へ!え?神社じゃないの?

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元旦から3日までは無料で入園できる向島百花園。(通常入園料150円)江戸時代、骨董商佐原鞠塢が創設した庭園で、ここに祀られている「福禄寿」は佐原鞠塢の大切にしていたものと伝えられています。現存する唯一の花園としても有名な庭園は、七福神めぐりでなくても、寄っておきたい名勝です。春の頃は、立派な庭園が青々と生い茂り、そらには東京スカイツリー見えて、なんだか、ここはどこ?時代は何時?状態に。

隅田川七福神のなかで一番小さいながらも人気。福禄寿はが持っているひょうたんには不老長寿の薬がはいっていて、鶴と亀を連れていて、そりゃ縁起が良いよね!ちなみに、さすが、江戸時代から続く百花園だけあって、ここで育った春の七草は、毎年皇室へ献上されるんだって!!

もちろん庭園ですから、ゆっくり過ごすこともできます。ゆっくりすごして、次の目的地までの体力回復!
寄り道ではありません!最短コース途中に現れる日本一のキビダンゴっ!!吉備子屋

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「桃太郎のきびだんごがたべたい!」という子供の声で、なんとお店まで出してしまったご主人。いまではここ堤通周辺では、しっかり市民権を得ています。茹でてたのキビダンゴがたべられるのはここぐらいじゃないかな?もっちもちのキビダンゴに、たっぷりのきな粉は、絶品!5本セットで270円。ぺろりです。

お店のおばちゃま、元気一杯のおしゃべりで、こっちまで元気になっちゃう!!そして、「猿や雉や犬でなくても、こりゃ、(桃太郎に)着いてっちゃうな!」としみじみ。
次の七福神に行くまでに、やっぱり寄り道「言問團子」

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160年親しまれている上品なお団子は、下町向島のてっぱん。三色で一人前の華やかな団子は、七福神めぐりの休憩スポットとして、絶対寄って欲しいところっ!ちなみに、この団子、バラ売りもしていて、縁起をかつぐことが多い国技相撲の、とある親方は、ここの「白玉」ばかり注文するんだって!お味は間違いないです。そして、お茶とのバランスも最高に美味っ。

よーくこされた餡がの食感といい甘さといい、味覚と視覚の上品さに、おかわりしたくなるほど!通販などもやっていないので、この歴史ある美味しさを堪能したければ、ここにくるほかないのです!あ、後、スカイツリー内「ソラマチ5Fの産業観光プラザ すみだ まち処」でも買えるらしいですが、、、どちらにしても、ソラマチまで来たら本店で!だよね!
【隅田川七福神】長命寺へ!え?ここは、幼稚園?!

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「言問團子」から目と鼻の先、長命寺は、なんと、言問幼稚園の中にあります。ちなみに、なんで長命寺か!これまた歴史があって、時の将軍家光が鷹狩に訪れたとき腹痛に見舞われ、ここの寺(当時は常泉寺と呼ばれていた)で休息、井戸の水で薬を飲んだところたちまち腹痛が治り元気になり、家光がその井戸に「長命水」と名付けたところから、それ以降、長命寺に。

ここの長命寺は、弁財天が祀られています。琵琶をもつ弁財天は、財福をもたらし、音楽に秀でた芸能の神。明治時代以降、向島は、花街・花柳界としても栄えた歴史もあるから、芸妓さんたちにも親しまれてたんじゃないかな?と推測っ。
長命寺の裏には、これまた歴史ある和菓子がっ!長命寺桜もちをたべて、長寿祈願!?

http://www.sakura-mochi.com/index.php
歴史は280年。おそらく桜餅のツールをたどればここに行き着くんではないかな?1717年に、隅田川土手の桜の葉を塩漬けにして「桜もち」というものを考案し長命寺の門前にて売り始めたのがはじまりと言われています。 桜餅の独特のあの葉っぱ、それを豪盛に3枚も使った桜もちは、一口食べて、他では感じない桜の葉の独特の塩気と餅の甘さは、他の桜餅とは比べ物になりません。ちなみに、桜もちの食べ方は自由!3枚でたべるもよし、2枚でたべるもよし、1枚でたべるもよし、風味だけでもちオンリーもよし!東京ポコは1枚で食べるのが好みでしたっ!

隅田川沿いにあるので、七福神のメインストリートからちょっと入ります。行き方としては、長命寺を突っ切って行くのが一番わかりやすいです!
【隅田川七福神】長命寺と同じ通りにある「弘福寺」へ!現在本堂改装中。

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七福神の中で、唯一実在した人物とされるのが、布袋尊。その布袋尊を祀っているのが、弘福寺。現在お堂は改装中のため、ありがたくも、一番近くでお顔を拝見!布袋尊は、福々しい姿に大きな袋。まるでサンタクロースだね!無邪気で無欲で心の豊かさをみんなに諭した僧侶。ちなみに、大きな袋には、貰ったものを袋に蓄え、困っている人にはそれを施して、、、その中身は尽きなかったんだって。

ちなみに是非ゲットしてもらいたいのは「咳止め飴」。こちらのお寺でには「セキの爺婆尊」の像があり、この爺尊には、咽頭の病気に、婆尊には咳止めに、ご利益があるとされています。ちなみにこの飴ちゃん、作った場所は、なんと川崎大師門前の有名な飴屋さん製。いわば、この咳止め飴は、川崎大師と向島弘福寺のダブルネーム!効かない訳がない!

着々と、スタンプが集まります!隅田川七福神宝舟ほど、御朱印ほどのパワーは無いけれど、七福神を巡ったという徳はつんでいます。。。と、思います!
【隅田川七福神】これでコンプリート!三囲神社で大國神と恵比寿神の両神にご挨拶っ!

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ここ、三囲神社はその昔、田中稲荷と呼ばわれ墨田東の古お社だった。ぼろぼろだったお社を、東国を巡礼していた僧侶が見つけてしまい、修復することに。修復したときに、壷から白い蛇が現れて、神像の周りを3回廻って消えていったということから、三囲神社という名前がっ!

ちなみに、境内の一社に鎮座する大国・恵比寿の二神は、もと越後屋(現在の三越)にまつられていた本像ということもあり、三越との関係も深いのです。

東京ポコ、隅田川七福神スタンプコンプリート!!おおよそ2時間強(体感3時間)の七福神巡り完結!!スタンプだけでも、相当嬉しい!!御朱印だったり、御分体を集めたりしたら、そりゃもう、今年一年がんばれる!!の意気込みそのものです!

これは?!狛犬?ん?狛ライオン?、、ライオン?!そう!こちらは、以前池袋三越にあったあのライオンが人目を盗みつつこちらに移動!?いいえ、寄贈されてきました。三囲神社にわるいやからがこないか目を光らせています。なんなら、狛犬よりも迫力がっ!!

三囲神社からみえる、東京スカイツリー。江戸時代の人たちから見たら想像もしなかった建物がたっているんだろうな〜〜。今の流行りと昔の粋が混じり合う墨田区。
隅田川七福神のゴールは、やっぱり、東京スカイツリー!

http://www.tokyo-skytree.jp/
隅田川七福神巡りのゴールはやっぱり、東京スカイツリーです!今の季節は、空気も澄んでいてライトアップを見るのに最適!東京スカイツリーに昇って東京を見渡すもよし、スカイツリーを見上げながら「日本の技術、東京の美しさ」を知るもよし、どんな角度でも東京スカイツリーは完璧ですっ!

ちなみに2014年末年始2015の限定ライトアップはコチラ。その名も「冬雅」。いつもの「雅」は、紫のなかに、金箔をふんわり巻いたようなゴールドがかったものですが「冬雅」は白銀を基調とし紫との色合いが、ワンランク上質な、シックなライティング。2015年を迎えるにあたって、粛々と凛とした感じがすてきです。