横浜にある超ディープな野毛で初体験したはしご酒コース。野毛最強のやきとり屋「若竹」とスナックを巡るほろ酔いはしご酒〜

横浜の桜木町駅から徒歩5分に超ディープなエリア野毛。赤羽でも、新宿でも、京成立石でもなく、ここでしか味わえない酒場が野毛にある。文明開化を感じる桜木町駅を出て、昭和が香る看板に誘われて入った絶品やきとりの「若竹」から野毛の夜のシンボルスナック街へ。野毛のディープなはしご酒はじまりはじまり〜♪

夜からスタート
ディープな野毛の最寄駅「桜木町」

孤独なサラリーマンが初めて足を踏み込む野毛。食べログを開きながら、マップを開きながら、友人を待つ。さて今晩はどんなドラマが待っているのか?

東と西で全く異なる空間の中心に桜木町駅がある。コスモワールドの大観覧車やランドマークなど絶景の夜景が広がる東側にはカップルが、西側は酒を求める中年サラリーマンたちが吸い込まれていく。

そろそろ約束の時間。早く俺も酒場に吸い込まれたいっ!
看板が歪んでる?癒しの看板が目印の人気やきとり店「若竹」

桜木町駅から野毛ちかみちという地下道を通って、地上に上ると、ピンクネオンが並ぶ。「がまんがまん」と心で叫びながら歩いていると、しぶーーーーい焼き鳥屋さん「若竹」を発見しました☆

ガラガラと二本指を立てながら戸を開けると、おじさんんが指をさした席へ座る。年季の入った二人掛けのテーブルに座って瓶ビールをまずは注文。 あれメニューがないな〜と思っていたら、 「お任せでいい?」とおばちゃん。 「うん、いいよ」と俺。 いきなりグッと心を掴まれた!

まず出てきたのは、皮とつくねと若鶏。 皮はカリカリではなく、ふにゃふにゃ。若竹オリジナルの油味噌をつけて食べるとふにゃふにゃの意味が分かる。 つくねはジューシーで見た目とはかなりギャップがある。 焼き方やネタにオリジナリティを感じるな〜

これが若竹オリジナルの油味噌。 メニューよって量を調整しながら食べる。

待ってました〜!!!手羽先。 普通手羽先は2本だが、若竹の手羽先は3本www

「お新香的なやつある〜?」と俺 「うん、わかった〜」とおばちゃん。 おばちゃんとのやり取りに癒されながら、待つこと5分。たくわん、なす、にんじん、そして、ピーマンの浅漬けが登場。 特にピーマンには感動。ぜひお試しいただきたい。

「あれ?レバー食べた?」とおばちゃん。 「食べてないよ」と俺。 「食べなきゃ−」とおばちゃんwww ということで、外カリ、中ホロリのレバーが登場。塩に、山椒に、油味噌に一口一口味を変えながら堪能する。

「お会計〜」と俺。 「最後スープあるからちょっと待ってて」とおばちゃん。 なんと、絶品スープが最後に出された。底にうずらの卵あるから、かき混ぜるか、そのまま食べるかあなた次第と言われて、迷っているうちにいつの間にかなくなった絶品スープです。 湯のみがめちゃ熱いのでご注意ください。

お会計のとき脇にあったジーコージーコーの電話機。エメラルドグリーン色っていうんですかね?なんとも言えないカラーがたまらん電話機です。

おばちゃん、ありがとーーー!また来るね〜
野毛の酒場街はフォトジェニックです。野毛酒場いろいろ

さすが横浜である。ジャズ喫茶が多く、きっと店内にはレコードが所狭しと飾られ、店外の喧噪とは裏腹に落ち着いた空間がそこにあるに違いない。もはや美術館と化した野毛エリアにスマートフォンのカメラを立ち上げっぱなしで撮影&散策しながら、2軒目へ。

渋い路地で撮影しましょう!!!

ステンドグラスと言えば、横浜開港記念会館ですが、野毛にもありますwww
曲線が美しい野毛の夜のシンボル「スナック街」

大岡川をなぞるようにスナックが建ち並ぶエリアがある。野毛の夜のシンボル「スナック街」にやってきた。まずは階段を上って2階へ。ほとんどのスナックのドアには会員制と書かれたプレートが。

1周して、1階にある紫色の看板「スナック とも」に入ることにした。扉には会員制と書かれているが恐る恐る入ると、 ママが恐る恐る「何人?」と聞いてきた。 「二人。会員じゃないけどいい?」と俺。 「いいよ」と優しいママ。 なんというかようやくヒッチハイクに成功したような気分になった。

むぎ焼酎 二階堂のボトルを頼み。お代わりするたびに少しずつ薄くなるお湯割りにママの優しさを感じながら、野毛の歴史についてしばし談笑。そして、呂律のまわらない常連さんの下ネタトークに癒された野毛初のスナック体験でした。

「スナック とも」の時計は10分早く動く。理由は駅から離れているため、お客さんが終電に間に合うようにと、ママの優しさに触れた。
さらば野毛!また絶対くる!

20周年を迎えた「スナック とも」。 長く経営できているのは、気遣いや優しさにあるんだなと学んだ野毛の夜でした。野毛の街を覆う温かいオーラをまた感じたいな〜。