肉食系ビジネスマン流!"不夜城新宿夜景デート"ワインをスペイン料理と共に美味しく味わえる「ワイン屋」から新宿住友ビルでの夜景で盛り上がるデート。

ここは東京新宿西口。日本一の歓楽街歌舞伎町の反対側に位置する、高層ビルが立ち並ぶオフィス街だ。ここには夜になると人狼が愛を求めて夜な夜な現れるとか現れないとか・・・ お酒⇒料理⇒夜景の王道デートコース。 女性を楽しませられるか、ハートをがっちり掴めるかは、 男性の巧みな話術と雰囲気作りに駆け引き、そして何より相手への思いやりとここぞというところの強引さが鍵を握る。 さあ、行ってみよう。

夜からスタート
夜景デートの待ち合わせは新宿西口

今日は仕事終わりに新宿西口で待ち合わせ。 歌舞伎町の反対に位置するオフィス街だ。 デートのイメージがあまりない街かと思うが、 実はそでもない。 ここにはお酒×食事×夜景とデートの定番が揃っている。 もはや単なるオフィス街とは呼ばせない。 大人の不夜城としてその記憶に残してやろうではないか。 さあ、獲物がやってきた。 彼女「ごめーん!待った?」 オレ「大丈夫!あの高層ビルにいくつ窓あるか数えてたからw」 彼女「何やってるの?w」 オレ「さあ、お腹空いたしメシでも行くか!」
ワインバルの激戦区になりつつある新宿西口。「ワイン屋」

訪れたのは青梅街道の一本入った道、 常円寺の向かいにある「ワイン屋」だ。 店内は暗い照明でまさに不夜城に相応しい、 大人セクシーな雰囲気を醸し出している。 彼女「新宿にこんな雰囲気の良いお店あったんだね!」 オレ「雰囲気だけじゃないぜ。ここはワインと料理が超絶美味い!」 【雰囲気×ワイン×絶品料理×オレの話術】 この4種の神器で君を最高の気分に酔わせる。

ワインインポーター直営のオセアニアワインをメインにした「ワイン屋」。 ズラリと熟成された美味しそうなワインが並ぶ。 ワイナリー交渉、オーダーからコンテナ手配、輸入検疫、税関手続き等、通常専門業者に依頼する業務をこちらで行う事でコスト削減が実現されているらしい。 たゆまぬ経営努力のおかげで、 財布に優しい値段で提供してもらえている。 恋愛もたゆまぬ努力で関係構築していく事が重要。 それにしてもこれだけワインがあるなら、彼女を酔わせるには十分だろう。

まず彼女がオーダーしたのはこちら。 【白ワインで作られたサングリア・・・580円】 本格ワインから作るサングリアがこの値段・・・ なんてコスパだ! オレ「君の瞳に~」 二人「かんぱーい!!!」 オレ「今日は数ある男の中からご指名ありがとーございまーす」 彼女「え?ホスト?w」 オレ「君だけのね。」 そう言ってオレは乾杯した後、 つまみ代わりに彼女の二の腕にかぶりつく。 美味しそうな白いキレイな肉付きの程よい腕を見て、 本能が初っ端から抑えきれない。 ちなみにこちらのお店はテーブルチャージ、サービス料、お通し代のない良心的なお店なのだ。

彼女「私じゃなくてこっちにかぶりついてねw」 彼女の二の腕にかぶりついた後はこちら。 【パルタ・セラーノとハモン・イベリコ・ベジョータの生ハム盛り合わせ・・・1080円。】 イベリコの方は脂のバランスのいい最高級の後ろ足が提供される。 ワインに合う事間違いなしでしょ!!!

お次はこちら!スペイン料理の定番! 【マッシュルームのじゅうじゅう炒め(アヒージョ)・・・480円】 名前の通りじゅうじゅうしていて美味しい香りが漂っている。 土鍋の中のオリーブオイルにパンを付けて食べるも良し! ワインに合う料理が多くてお酒も自然と進む。 そろそろ彼女のハートもじゅうじゅうしてきた頃だろう。 オレは既にじゅうじゅうしている。

彼女「どれもホントにお酒に合うし、美味しいね~」 オレ「本当に美味しそうに食べるよね~嬉しいよ!」 彼女「こんなにいいお店連れてきてくれてありがとね!」 彼女の笑顔・・・、 なんてかわいい笑顔なんだろう。 たまらない。 もうお酒にもオレにも酔ってきた頃だろう。 あえて彼女の耳元でささやく。 オレ「美味しかったね。じゃあ次行こうか。」 彼女「うん、ありがとう!ごちそうさま!」 お腹も心も満たされ、次のステージへと彼女を誘う。 まだ足りないのは・・・そう肌と肌の触れ合い。 スキンシップだ。 ホスト的肉食系ビジネスマンが彼女の心も体もがっちりわし掴みにする為、 お店を出てアフターへ。今日もまだまだ残業だ。
ほろ酔い気分で新宿の高層ビルの森をお散歩

次の夜景スポットまで高層ビルの森の中を散歩。 やはり彼女の歩き方を見ると既にほろ酔いな事がわかる。 彼女「あー酔っぱらっちゃった~」 そういうと彼女は急に道路に飛び出した。 彼女「ねー見て~車あんまり通ってないよ!道路貸切だね!」 オレ「何言ってんだよwあぶないからほら、こっちおいで!」 こう言ってオレはさりげなく彼女の手を握った。 この瞬間おれの鼓動は高まり、 アドレナリンが大量に放出された・・・ もうここからは隠せない。 目つきはすっかり獲物を狙う目。 悪いウルフが高層ビルの森の中で姿を表した。 もう誰にも止められない。

オレについて来いと言わんばかりに、 手をつなぎ彼女をリードして歩く。 力強さと優しさを握り具合で表現する。 周りの景色、周りの人が一切目に入らないくらい彼女にくぎ付け。 いや、よく見ると彼女もオレにくぎ付けだ。 彼女「ねえ、そういうえばこの後どこい行くの?」 オレ「そうだな、最高にエクスタシーを感じれるスポットかな」 彼女「それって何?wどこそれ?w」 期待と欲求を胸に膨らませ、 新宿西口に存在する天空の城へと足を運ぶ。

天空の城への道のりの途中、都庁がそびえ立っていた。 都庁の明かりを見たオレはふとこう言った。 オレ「もっと、新宿西口に、いや、東京にギンギラスポットが増えますように。都知事、お願いします。」 彼女「ギンギラスポットって何?w」 オレ「二人で楽しめる絶頂スポットの事;)」 狼は今宵も月に向かって遠吠えするかのように吠えたのである。 握った手が汗ばんできたが、ビショビショになるくらいが丁度いい。ここまできたらお互い肉弾戦だ。
新宿の夜景スポット「新宿住友ビル」

ようやく天空の不夜城に到着。 新宿西口には高層ビルがそびえ立つ=夜景スポットもある。 ここ新宿住友ビルは企業テナント以外にも、 上層部の48階から52階までレストランや展望台のある、 新宿の観光スポットでもあるのだ。 彼女「エクスタシー感じれる所って夜景スポットだったのねw」 オレ「その通り!新宿からの絶景は最高だぜ!」 こうしてオレは天空のオアシスへと彼女を引きづりこむ。 エレベーターで登る際のGを感じながら、 オレは彼女とどこまでも、宇宙までも行けるのではないかと思った。 その刹那、最上階の52階に着いた。

最上階の52階には入場無料の展望台ロビーがある。 彼女「無料なんだね!50階ってどのくらい高いんだろ?」 オレ「そーとーだよね!こんな高層階にいつか住みたいね」 彼女「うん♡住みたい!」 オレ「じゃあ今日は内見という事でw」 いよいよデートも最高潮(クライマックス)へ!

足早に展望台へ。 彼女「わー夜景すごいキレイだよ!」 オレ「さっきまで見上げてたビルが同じ目線だね!」 彼女「ちょっと下見ると怖いねw」 オレ「落ちそうになってもオレが捕まえるから大丈夫だよ」 そういって再び彼女の手をギュッと握った。 彼女もギュッと握り返してくれた。 体のキャッチボール。 そこに言葉はいらなかった。

再び景色を眺めると、ただただその絶景に圧巻される。 都会のネオンの輝きは、まるで宝石が輝くようで感動さえ覚える。 再び都庁を目にした。 今度は同じ目線だ。 その時オレは思った。 ~この街を制するものは、恋愛ゲームを制す~ 湧き上がる感情を抑えきれず、 もう抱きしめてキスをしよう・・・ そう思い振り返ると、なんと彼女がいない・・・ オレ「あれ?どこいった?」

あれっ?いつの間に。。。 下の階に彼女はいつの間にか移動していた。 笑顔で手を振る彼女。 なんてお茶目で可愛いんだろう。 獲物が逃げたのでウルフは急いで下の階に駆け下りた。 その笑顔を再びさらいに行く為に。

下に降りると彼女がひょこっと顔を覗かせる。 彼女「急にいなくなってびっくりした?w」 オレ「一本取られたよwいつの間に?」 彼女「夜景見ながらぼーっとしてたからその間に隠れた♡」 オレ「そっかーwびっくりしたよw」 彼女「何考えてたの?」 オレ「お前とのこれからの事だよ。今日含めてねw」 こうして今宵も眠らない街新宿で、2つのシルエットがデジャヴのように重なった・・・

【筆者プロフィール】ナギサエイジ。恋愛エッセイスト・イベントプロデューサー。 HEARTLAND INC ~office shionagi~所属。 下町を中心に街コンや各種恋愛系イベントを開催。 肉食男性の行動パターンを熟知・体系化し「肉食系男子との恋愛手法」ついて執筆。 ブログ「肉食系男子のトリセツ」で女性向けに肉食系男子との恋愛成功法について発信。⇒http://dtatalkingaboutlove.blog.fc2.com/ ナギサエイジアメブロ⇒http://ameblo.jp/nagisa-eiji