【能美市】女子旅で自然と歴史、文化を学びながら体感できるコース

【能美市】女子旅で自然と歴史、文化を学びながら体感できるコース

自然や歴史、食に至るまで、知的好奇心が満たされる大満足のワンデイトリップが体験できる能美市のコース。市の天然記念物に指定されている「蟹淵」への散策からスタートし、「辰口温泉」の足湯でホッと一息、休憩を。地元で大人気の「二兎」のランチを食べたあとは、2020年10月にオープンした「能美ふるさとミュージアム」で古の記憶が現代に繋がる体験をして、そのまま隣接する「和田山古墳」に足を延ばします。お土産として話題の「ブロートルーフ・ビオベッカライ」でオーガニックドイツパンをゲット。能美市の「今」の魅力がギュッとつまった欲張りコースで明日へのエネルギーをチャージしましょう!

朝からスタート

からスタート

【9:00】疲れた心身をリフレッシュ!癒しのパワースポット蟹淵

【9:00】疲れた心身をリフレッシュ!癒しのパワースポット蟹淵
蟹淵

今回のコースは能美市内でも山のほうに位置する池「蟹淵」から始まります。蟹の淵とかいて「がんぶち」。能美市の天然記念物に指定されています(淵とは水を深くたたえた場所で、池のようなイメージです)。現在、蟹は生息していませんが、その昔は大蟹が棲む池として恐れられ、民話にもなっているんですね。こんな神秘的なスポットがある能美市、魅力的です!

車で県道297号をひたすら進みます。集落をこえると左手に「蟹淵」と書かれた緑色の看板が見えてきます。ここがスタート地点です。歩くので、トレッキングや散策ができるような服装で、足元はスニーカー、もしくは登山靴をおすすめします。そして最近ではクマが出没するという情報もあります。クマ鈴などを持参して対策することも忘れずに、いざ出発です。

いよいよ、蟹淵めがけて進みましょう。舗装された雑木林の中をゆっくり歩きます。ほかに人影もないのでちょっとだけマスクを外して深呼吸。ひんやりとした空気が本当に心地よくて癒されます。

聞こえてくるのは鳥の声と川のせせらぎだけってなんだか贅沢。水の美しさに思わず手を伸ばしてみると、ぴりりと冷たくて。道は途中から緩い上り坂となっていて、運動不足気味の体にはちょうど良いエクササイズです。

結構歩きます!40分ほどが経過し、そこそこ汗をかいてきたところ、蟹淵の看板がありました。その先はこれまでとはちょっと違う、すべりそうな道を慎重に歩くこと5分。

周囲300メートル、深さ6.7メートル。蟹淵が見えました!深いコバルトブルーの水をたたえた水面には周りの木々が鏡のように映っていました。時が止まったような静けさ。ここでも知らず知らずのうちに深呼吸をしていました。本州では通常1,000メートル以上の高地でしか見られない「ルリイトトンボ」や木々の上で卵をうむ「モリアオガエル」も生息しているそう。エメラルドグリーンの水に瑠璃色のルリイトトンボ。その季節にまた来てみたいですね。

【11:00】辰口温泉~足湯で疲れた足と体を温めてほぐす

【11:00】辰口温泉~足湯で疲れた足と体を温めてほぐす
里山の湯 辰口温泉総湯

散策したあとは汗や汚れが気になります。朝から山道を歩いたので、リセットしたい。そんな時にはやっぱりお風呂が一番。蟹淵のスタート地点から車で市中心部に向かい、およそ20分。能美市のコミュニティーセンターなどが立ち並ぶ一角にあるのが、「辰口温泉 総湯 里山の湯」です。石川県では地元の人が気軽に利用できる立ち寄り湯のことを「総湯」と呼んでいて、各温泉地に総湯があります。ここ「里山の湯」は能美市が運営していて、大人は520円とリーズナブルなのがうれしい! 能美市温泉交流館 辰口温泉総湯 里山の湯 能美市辰口町ヌ3番地1 10:00~22:00(最終入館時間21:30) 休/第2、第4水曜(祝日の場合は翌日が休館)

あたりを見回しているとふと気になる看板を発見。よーく見ると「足湯」の文字が!

地図によれば「里山の湯」のすぐ近くにあるみたい。3分ほど階段を降りていくと…。

ありました!足湯。きちんとした小屋になっていて、天候を気にせずのんびりできそうです。しかも無料とはすごく得した気分。女性専用の着替える場所もありました。 辰口温泉足湯 能美市辰口町13番地 6:00~22:00 休/水曜日の6:00~12:00、第2、第4水曜

現在はコロナ禍のため距離を保つため人数制限があって、5人ほどが利用できるようになっています。お湯の温度はぬるめで、柔らかいお湯です。おかげで足もスッキリ、リセットできました☆時間があるときはゆっくり総湯に、お得に済ませたいなら足湯にと選べるのがうれしいですね。

【12:00】地元の人でいつもいっぱい!お肉派もお魚派も大満足の名物ランチを堪能

【12:00】地元の人でいつもいっぱい!お肉派もお魚派も大満足の名物ランチを堪能
二兎

美しい景色を見て、歩いて温泉で温まって。午前中から活動的に動いたので、おなかが鳴りました。辰口温泉界隈から車ですぐ。湯屋交差点にある「二兎」でランチをいただきます。 広い店内にはサラリーマン風の方から、奥様方の団体までたくさんの人でにぎわっていて、地元の人に愛されているんですね。 二兎 能美市湯屋町3 11:30~14:00(L.О.13:45) 17:30~22:00(L.О.21:30) 休/月曜

明るいながらも落ち着いた雰囲気の店内。カウンターに座ると手際よく調理にあたるキッチンのようすが見えて、食欲をそそります。何を頼もうか、迷う迷う…

「二兎のランチといえばこれ!」という代表メニュー、「名代乃ぼるのとんかつセット」(1,550円税込み)。目が釘付けになる圧巻のボリュームで、カツをお箸で持つと重さを感じるほどです。ちなみに「乃ぼる」とは、オーナーのおじいさまが、かつて営業していたお店だそうで、このとんかつはその味を継承したものだそう。歴史に裏打ちされた納得の存在感でした。「トンテキ」も美味しそうだったー。

石川県に来たからには魚を食べたい!そんな希望を叶えてくれるのがこちらのメニューです。「二兎特製 海鮮ちらし重」(1,800円税込み)です。美しく品よく並んだお刺身。この日は8種類でしたが、地のもの、旬のものを中心にいただけるそうです。 お重には繊細な錦糸卵にシイタケが載っていて、さっぱりとした味わいのご飯が印象的。お米は地元の農家団体が山手で作ったミネラル豊富な貴重なものを使用しているということ。見た目にも満足感があり、まさに「食の石川」を実感できるランチでした。

【13:30】話題の新スポット「能美ふるさとミュージアム」で知る能美市の底力!

【13:30】話題の新スポット「能美ふるさとミュージアム」で知る能美市の底力!
能美ふるさとミュージアム(能美市立博物館)
https://www.city.nomi.ishikawa.jp/www/genre/1000100000265/index.html

ランチをいただいた二兎から車でおよそ10分。寺井町に2020年10月開館した話題のスポット「能美ふるさとミュージアム」に向かいます。「能美ふるさとミュージアム」通称「のみふる」は、能美市立歴史民俗資料館・能美市立博物館を統合したもので能美市の自然・歴史・民俗が一度に学べる場所。

シニア(65歳以上)200円、一般300円、高校生以下は無料です。

博物館と聞いて「お勉強タイム!」と身構える必要はまったくありません。入口すぐに博物館の概要をまとめたプロジェクションマッピングがお出迎え。本をめくると能美市の動植物や、かわいい妖精が飛びでてきたりして、テーマパークの入口のよう。

「過去は未来の入口」がキャッチコピーのこちらの博物館では、館内を進むごとに時代も進むという作りになっています。徹底的に、来館者を飽きさせない工夫がされていて、例えば縄文時代では、能美市で発掘された土器とパネル、動画が同じスペースに並んでいて、その土器の使い方が想像しやすくなっています。実際に現代人が土器で料理をしている動画を見ながら、現代の鍋とはどう違うのか、などと身近なものとしてみることができるのです。

さらにこちら。片方は本物の3万年前に作られた石器で、もう片方はこの展示のために専門家が石器製作実験で作ったものです。どちらが本物かを当てるクイズコーナーになっています。私、間違えました。正解はぜひミュージアムに足を運んで確かめてくださいね。

寺井山、和田山、末寺山、秋常山、西山と5つの古墳からなる能美古墳群。円墳、方墳、前方後方墳、前方後円墳と様々な形の古墳がひとつのエリアに固まっていることも全国的に珍しいそう。平成25年に一体的な古墳群として国史跡に指定されています。そんなスケール感も模型なら一目瞭然。

ヤマト王権の権力者からこの地の豪族に贈られたと考えられる甲冑も4体がずらり。一つひとつの展示室が壮大な雰囲気すらあって、「歴史」を超えた「宇宙」を感じてしまいました。

こちらの須恵器、虫眼鏡を覗くと文字が刻まれているのです。案内文には「5世紀終わりの文字が刻まれた須恵器としては国内最古になります」と書いてあって、国内最古の品が、いま目の前に!すごくないですか??

次はこれまでとはガラッとトーンがかわって、大正・昭和の世界が広がっています。ここへ来る子どもたちは人気マンガの世界を体験し、大人は新鮮に感じたり、懐かしく昔の記憶を語りだしたり、と世代によってさまざまな感想を口にするのだとか。

「のみふる」では山と平野、そして海がある能美市の自然の豊かさも実感できます。こちらのコーナーはガラス張りになっていて、建物の外、本物の古墳群がある和田山を見上げながら、市内5か所の動植物について知識を深めることができるのです。

館内には0歳から12歳の子どもまで無料で利用できる、キッズスペース「のみっけ」があります。ここの遊具なんかも、さりげなーく古墳や七ツ滝、蟹淵をモチーフにしていたりと、隅々まで凝っています(定員10名)。

「能美市ってこんなにすごいところだったんだ!」と驚きの連続、大興奮、間違いなし。 さらにいうと、このミュージアムそのものにも感動があります。展示品と年表が無機質にずらーっと並ぶ、そんな従来の博物館とはまったく違う新しさに目からウロコが落ちました。歴史や地理が好きな方はもちろん、そんなに詳しくない人でも、そして子どもでも楽しめる。行っておいて損はありません!

【15:30】古墳に立ち平野の民を見下ろす王様気分を体感!

【15:30】古墳に立ち平野の民を見下ろす王様気分を体感!
和田山古墳群

大興奮のまま「のみふる」を出て、その足で向かうは能美古墳群のうちのひとつ、和田山古墳群。今見てきた史料の数々、発掘された大古の品々が実際に埋まっていた、眠っていた場所が見られるということ。これは行かずにはいられません。いざ!!

古墳群へは「のみふる」の裏をぐるっとまわって、この石碑がある緩い坂を3分ほど上ります。

和田山1号墳です。解説文によると径24メートル、高さ5メートルの円墳です。さきほど「のみふる」で見た六鈴鏡がここから見つかったとは。史料が古墳とピタッと頭の中で合体して、静かな感動を覚えます。きっと学ぶってこういうことなのですね。ゆっくり一周しました。

ちなみに古墳には、携帯をかざすとさらに詳しい解説文が表示される読み取りコードがありますよ。

1号墳の隣には竪穴式住居のあとがありました。本当に、ここに人が住んでいたのだなあということを実感できた瞬間です。

古墳を見ていると、ふと足元に落ちている木片ですら、「もしかしてこれは世紀の大発見?」なんて見えてくるから不思議なものです。「のみふる」に持っていって鑑定してもらいたい。

高台にある古墳はロケーションも抜群。遠くの山並みや街並みを見ていると平野を見下ろす王様、豪族の気分に浸ることができました。なんて良い景色。

⑥ 【16:30】お土産に話題のオーガニックドイツパンを求めて

⑥	【16:30】お土産に話題のオーガニックドイツパンを求めて
BROTRUF Bio-Bäckerei

能美市で充実の1日を過ごした最後は、2019年にオープンしてからパン好きの間で話題のお店です。「のみふる」から車で6分、オーガニックのドイツパンを製造販売する『ブロートルーフ ビオベッカライ』さんへ。住宅街の一角、古墳が多い能美市らしく、こちらのお店も荒屋古墳群の地形をいかした場所です。 ブロートルーフ ビオベッカライ BROTRUF Bio-Bäckerei 能美市松が岡5-29 9:00~18:00 休/水曜、木曜

まるで山小屋みたいな雰囲気。ドアをあけると小麦と酵母の良い香りがふんわりと漂っています。

人気のお店なので、早めにパンがなくなって閉店することも多いと聞き、今日は夕方に伺うことを伝えて予約しておきました。通常、7種類を取りそろえています。余計なものが入っていない、シンプルなTHEドイツパンたち。素材にこだわり、有機小麦を使用しています。

お店の中でも人気が高い「ラウゲンプレッツェル」(250円税込)。艶があり、塩がまぶされています。いただいてみるとムチっとした弾力があって、噛めば噛むほどふわっといい香りが口の中にひろがります。

自然に歴史・おいしいもの…能美市の懐の深さに驚きっぱなしの一日が、あっという間に終了しました。帰りの車の中はパンのいい香りでいっぱいになり、いつしか笑顔に。 元気がたくさんチャージできた能美市のワンデイトリップ、充実感に満たされて清々しい気持ちになりますよ。

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