高円寺純情商店街でおすすめ!昭和レトロや絶品グルメ、読書好きにはたまらないお散歩コース

「高円寺といえば?」と問われたら、皆さんは何を思い浮かべますか? 個性的な古着や、Tシャツ姿のバンドマン、中央線カルチャー…、そしてやっぱり「高円寺純情商店街」!(ですよね? ね?)中央線沿線の街の中でも、特に小さな商店がたくさんあって活気がある印象の高円寺。 ちょっとタイムスリップしてみたり、外せない高円寺グルメや読書好きが気に入ること間違いなしのお店まで、国語の教科書に登場した商店街を中心に歩いてみたいと思います。 それでは行ってみまーす!

昼からスタート
【12:00】「JR高円寺駅」北口からスタート!

http://www.jreast.co.jp/estation/station/info.aspx?StationCD=663
JR中央線の新宿から、快速で2駅目、各駅停車で3駅目にあるのがこちら「JR高円寺駅」。 駅周辺は、大きなお店よりも小さな商店がたくさん並び、活気あふれています。今日は北口からスタート! ※土日は各駅停車しか止まりませんのでご注意くださいね
【12:10】「てん助」で、話題のランチとパフォーマンスを堪能

https://www.chuosen-rr.com/special/interview08/
高円寺で天ぷらといえば、ここ「天すけ」。ここのお店が人気なのは、おいしい天ぷらはもちろん、他にも秘密があるのです! 駅から阿佐ヶ谷方面にある中通り商店街を少し行き、右手にファミリーマートが見えたら北に曲がると、お店が見えてきますよ。

お店が見えてきたー! と思ったら、さすが人気店、並んでる人の背中も! お店は、カウンター席が12席のこじんまりした造りなので、並ぶこと必至です。 それでもお客さんの回転はいいので、ここはおいしい天ぷらのため、並びます。

30分ほど並んで店内へ。今日は天丼を注文しました。カウンター目の前の厨房で調理される様子を見てると天丼が到着! エビ天や野菜天がこんもりのった天丼、汁碗とお漬け物も付いて¥1,300(税込)です。

ランチのほかに、注目すべきは店主さんの、たまご天を作るときのパフォーマンス! 割り入れた後の卵の殻を、背後にポーイ、と投げ…

ハイ、決めポーズ✧ 店内に響くお客さんの歓声! たまご天を作るたびに繰り広げられるこのパフォーマンス、やみつきになります。

肝心の天ぷらだって、もちろんやみつき! たまご天、さくさくの衣の中はとろ〜り、おいしいです。
【13:00】「高円寺純情商店街」を散策

http://www.kouenji.or.jp/
昔、国語の教科書に載っていた、ねじめ正一さんの『六月の蝿取り紙』。ご存知の方も多いのでは? そのお話は『高円寺純情商店街』という物語の一部だったのですが、まさかその商店街が実在すると知ったのは、それから何年も経ってからのことでした。 “うるさい”を“五月蝿い”と書くのを知ったのはそのお話だったような記憶がありますが、大昔過ぎてあやふや…。 そんな懐かしい記憶とともに、歩いてみましょう!

「高円寺純情商店街」は広く、駅の北口一体にある商店街を指しています。 メインの入り口から入ると、銀行や大手チェーンのお店が数多く並ぶ中に、昔の面影を残すところも見られて、この商店街の歴史が感じられます。

このドラッグストアがある辺りに、ねじめ正一さんの実家であり、小説『高円寺純情商店街』に登場する乾物屋さんがあったそう。

駅の北口ロータリー正面にある「文禄堂」は、もともと「あゆみブックス」という書店でしたが、2016年にリニューアルオープン。かわいい雑貨やコーヒーなどのドリンクの販売、店内で随時イベントも催しており、楽しいお店です。しかも深夜1時まで営業しているという心強さ! tamaccö 、ここで気になってた本を数冊購入✧

「古道具 権ノ助」は、昭和な家具や雑貨、おもちゃが並ぶお店。 店内を見て歩いてると、気持ちはまさに『高円寺純情商店街』の時代にタイムスリップ! 懐かしいデザインのグラスや昔の煙草のラベルなど、今見ても素敵✧
【14:00】座・高円寺で開催されているマーケット「座の市」へ!

http://zanoichi.seesaa.net/
「座・高円寺」の入口前で、毎月第3土曜日に開催している「座の市」は、 野菜やお菓子をはじめ、おいしいものが並ぶマーケットです。 今回さんぽ中に偶然発見! 開催時によって、お店のラインナップも変わるようなので、これから高円寺に来るときは第3土曜日を意識しちゃいそう!

「高円寺純情商店街」をふらふらし、そのままJRの線路に沿って歩いていたら、何やら気になるのぼりを発見✧ 嗅覚に従って、前進です!

辿り着いた「座・高円寺」にて、楽しそうなマーケットをやっているではないですか✧ 「座・高円寺」は、演劇やコンサートを上演するホール。なんと、こんなところで月に一度マーケットをやっていたなんて知りませんでした。 規模は大きくはありませんが、高円寺周辺や全国から選りすぐられたおいしいものが集まっている印象です。

先日の中野さんぽ( http://dekakeru.jp/course/view/1298 )で行った「中野ビール工房」のお店も出てました。 これは見過ごせない! と、オリジナルビールを購入(¥600税込)。 この日、春とは思えないほど暑い日だったんです…。

ビール片手にいろんなお店を覗いていたら、秋田のいぶりがっこのお店の前に到着。お店の方に「おつまみにピッタリですよ!」と試食を勧められ、ひとついただいたところ、おいしい! 人参のいぶりがっこも入ってると聞いて、ちょっと珍しさもあり、ひとつ購入(¥600税込)。 いぶりがっこにチーズを合わせて食べるのが大好きなのですが、程よいスモークの香りと甘み、最高です。
【15:30】秘密の部屋のような「アール座読書館」で読書タイム

http://r-books.jugem.jp
近年、あちこちで見られるようになったブックカフェ。高円寺駅南口、静かな通りの2階にひっそりとある「アール座読書館」も、読書好きのファンが多いお店のひとつ。 ここでは、”長いお話, 声高なお話し声"がNG。東京なのに、静かな空間で読書を楽しむ、そんなお店なのです。 ちょっと緊張しながら、静かにそーっとドアを開けてみましょう。

2階のお店に上がる階段も、すでに雰囲気があります。

内装は木目と植物で、落ち着いた雰囲気。 晴れた土曜日の昼下がりでも満席! みんな思い思いに読書を楽しんでいる様子。

席ごとにいろんなお楽しみがあって、わたしが案内された席は万華鏡スコープが楽しめる席。 クマのぬいぐるみが出迎えてくれました。

机の引き出しを開けると、これまでのお客さんが残したメッセージが書かれたノート、そして万華鏡。 万華鏡の使い方が書かれたノートも、なんだか宝探しの地図のようなワクワク!

珈琲や中国茶など、種類豊富なドリンクはすべて¥630税別。珈琲(ブラジル)と、クッキーの盛り合わせ(¥380税別)を注文。コーヒーはポットに入っててこのカップで4杯くらいいただけるので、集中して読書するのにぴったり。

他には、机の上に水槽が置かれていて、まるで水族館を独り占めしたような空間で読書を楽しめる席も。
【19:00】「大一市場」でプチ・トリップ!

https://haveagood.holiday/plans/233
ここ「大一市場」は、かつては屋内市場だったそうですが、今ではラーメン屋さんや居酒屋など10店舗ほどの飲食店が並ぶフードコートのような場所です。 安くておいしいお店ばかりなので、高円寺でお店に困ったら、とりあえずここに来てみるのもいいかも。

tamaccö イチオシは、ベトナム料理の「チョップスティックス」。吉祥寺や中野にも姉妹店があります。隣接してる「ビンミン」も姉妹店で、この焼き鳥屋さんはハノイに本店があるんですよ。 本格的なおいしいベトナムごはんやベトナム各地のビール(日本のビールもあります)、デザートなど、胃袋でベトナム旅行が楽しめちゃいます。

ここからは、待ち合わせていたお友だちと合流! 「蒸し春巻き」(¥500税込)とベトナムビール「333(バーバーバー)」(¥500税込)で乾杯! 蒸し春巻きのモッチモチ感がたまりません〜✧

日本でいうところのお好み焼き、「バインセオ」も、いつも注文しちゃう定番メニュー! サイズは大中小の3種類あるので、みんなでシェアするのにもぴったり(写真は中 ¥1,230税込)。 たくさん食べてもひとり3,000〜4,000円程度で本格ベトナム料理が楽しめて、「大一市場」のオープンな雰囲気も手伝って、ちょっとした旅行気分が味わえちゃいますよ♬
【22:00】「JR高円寺駅」北口がゴール

http://www.jreast.co.jp/estation/station/info.aspx?StationCD=663
スタート同様、ゴールも「JR高円寺駅」北口です。 この時間帯でも、駅北口の「高円寺純情商店街」周辺は活気があって賑やか。もっと高円寺をたのしみたい方は、まだ営業中のお店がたくさんあるので引き続き、高円寺さんぽを楽しめちゃいますよ。 (でも終電の時間チェックはお忘れなく!)