雑貨屋さんめぐりでおすすめコース。隠れた雑貨屋さん天国の東京国立でお散歩コース

新宿からJR中央線の快速電車に乗って約30分。国分寺を過ぎて「そろそろ立川だな」と思いはじめたら、そこが国立です。有名な話ですが、”国”分寺と”立”川の間にあるから”国立”なんて、2つの街に支えられているような、なんて安直なネーミング(ごめんなさい)! ですが、国立はすてきな雑貨屋さんがたくさんある街なんです。 毎日の暮らしがちょっと楽しくなるような雑貨を探して、”国立雑貨さんぽ”行ってみまーす!

昼からスタート
【13:00】「JR国立駅」北口からスタート

http://www.jreast.co.jp/estation/station/info.aspx?StationCD=622
JR中央線の高架化に伴って再開発が進む沿線沿いの駅周辺。JR西国分寺駅をはじめ周辺の駅では「nonowa(ののわ)」と呼ばれる商業施設ができるなど、大変身の真っ最中、もちろん「JR国立駅」もそのひとつです。2017年10月現在も駅の南側は工事中。 かつて「関東の駅百選」に選ばれるほど美しかった旧南口駅舎は、現在復元可能な状態に解体されており、2020年度末の完成時に再築されるとのこと。新旧が織り混ざって素敵な駅になる予感、たのしみ!
【13:20】海外のおしゃれ家具から日本の民芸品まで並ぶ「LET'EM IN」へ

http://letemin.jp/
”世界のモダンデザインと民芸”をテーマに、北欧やヨーロッパなどの海外や日本で使われていた家具や雑貨など古道具を取り扱うお店。 少し前にお店を知ってから気になっていて、今回初めて行くお店なので、ワクワク!

地図のアプリに案内されるまま、駅から約15分ほど歩くと、見えてきました! お店は、ちょっと静かな住宅街の通りにあります。

すてきな家具がずら〜り! 思わず先日の目黒さんぽ( http://dekakeru.jp/course/view/1257 )を思い出します。

家具もお部屋のアクセントになりそうなインテリア雑貨も、どれも作られた国や年代がバラバラなのが古道具屋さんの魅力。でもこうやってお店の雰囲気は整ってて、お店の方のセンスがうらやましい✧

ビーカーなど理科の実験で使ったことがある道具や、食器類なんかも取り扱ってます。 商品や値札に書かれた生産国などを見て、前はどんな人に使われてたのかしらー? なんて、その商品の物語を想像したり。 とってもかわいいドイツ製のコーヒーポットを見つけて、迷わずお買い上げ(¥2,500税込)!

早速お買い物して、ほくほくしながら次の雑貨屋さんへ。国立駅方面まで戻ります。 行きはアプリに頼っていましたが、ちょっとおもしろそうな道、「ポッポみち」を見つけました。 駅方面まで行けそうなので、行ってみましょう!

かつてここには、国立駅から鉄道総合技術研究所までを結ぶ線路が通っていて、その昔の国立の歴史を残しているそう。 歩道にもレールが残されていて、面影が感じられます。 正面の高架を走る中央線も見える「ポッポみち」、ちょっと素敵なショートカットウォークでした。
【13:45】あったか作品がたくさん揃う「黄色い鳥器店 」

http://kiiroi-tori.com
まず、名前がずるいくらいかわいい〜! そして、そんな名前に負けないくらいお店も、取扱商品もかわいいのです。自分用にも欲しくなるし、プレゼントにも喜ばれそうなものがたくさん! 国立駅北口から続く道沿いの、スポーツ用品店の上にあり、お店へは外階段を上っていきます。

お店に入ると、黄色い鳥がお出迎え。

こちらは、器を中心に、キッチン用品や布小物など、お店の方が訪ね歩いて見つけた”ほんとうに好きなもの”だけが並ぶお店。どの作品からもぬくもりが感じられます。

このおたま、かわいいー! いつか必ず買うものリストにメモしておきます。

ひとつひとつ、商品に貼られた値札には、作者さんの名前や素材、使い方のアドバイスなんかも書かれていて、お店の方の想いを感じられます。

ギャラリーも併設しているため、そのときの展示によって雰囲気も変わって、いつも新しい発見が楽しめます。この日は「西山千代子・橋本美貴子 母娘展」が開催されていました。
【14:30】国立の老舗喫茶店「ロージナ茶房」で遅めのランチ

http://kunitachi.shop-info.com/units/36236/dgk040/
今日は遅めのスタートでしたが、お昼がまだだったので、遅めのランチへ。 1954年の創業時から国立の街を見守ってきた老舗喫茶店「ロジーナ茶房」へ行きます。

JR国立駅南口から南へ延びてる大通りから、右に入った通りに入り口があります。シンプルな文字の看板も素敵!

1階、2階とある広い店内ですが、14:30といえど賑わっています。でも運良く2階の窓際の席へ。 創業時から使われてるのか、椅子の背もたれのワイヤーデザインも、ちょっと古びた感じも素敵✧

壁にはガラスケースが配されていて、色々飾られています。日本の喫茶店というよりは、ヨーロッパのカフェのよう。 ※tamaccö、ヨーロッパ行ったことないですけどね…!

この日は日曜日のため、ランチセットはお休み。満願寺ししとうとチキンのイエローカレー(¥980税込)と、ブレンド(¥470税込)を単品で注文しました。 なかなかボリューミーですが、おいし〜い! 比較的さらりとしたカレーはしっかりスパイスも利いています。

外から見えるショーウィンドウ。スイーツ類も豊富なので、ティータイムの利用にも◎です。
【15:45】魅力的な”かご”の世界へトリップ!

http://kagoami.com/
「世界のかご カゴアミドリ」は海外、そして日本各地からのかごが集まるかごの専門店です。ひとことで”かご”と言っても、広い店内に並ぶのは、サイズや素材、デザインなども様々。好みはもちろん用途によって”こんなかご探してた!”が見つかること間違いなしです。

「世界のかご カゴアミドリ」は、JR国立駅南口から放射状に延びている3本の通りのうち西へ延びる145号をまっすぐ行ったところにあります。この通りはカフェやお花屋さん、雑貨屋さんなどかわいいお店も多いので、覗きながら向かうのもおすすめです。 建物の2階にあるお店へ、中の階段を上って行きます。入り口には早速かごが飾られてます。

店内のディスプレイもおしゃれ✧

こちらはアフリカのかごコーナー。他のエリアのものと比べると色味と模様があるのが特徴。かごを通じて、各国のお国柄も楽しめます。

いわゆる”バスケット”はいくつか持っていますが、竹やあけびなどのかごも憧れちゃいます!

お店を出たところにある湯沸室、使われている現役のかごがいくつか見えました。 お家での使い方の参考にもなりそう〜。
【16:20】珈琲好きでも大満足! 「Kunitachi Tea House」でティータイム

http://www.mothersgroup.jp/tea/
どちらかというと普段は珈琲党のtamaccö。 以前お友だちと国立をぶらぶらしていたときにこのお店を見つけ、お友だちが紅茶を買うと言うので付き合って店内に入りましたが、そのときもイートインはせず。 しかしその品揃えがずっと気になっていたので、今日は入ってみたいと思います!

店内にはふんわりと紅茶の香りが広がり、ティータイムを楽しむお客さんもおしゃべりが弾んでいました。

一面の壁には、いかにも”紅茶の専門店”っていう感じがする赤い缶が並びます。 おすすめのメニューを聞いたところ、いろんなお茶を楽しめる”ティーフリー”、いわば紅茶の飲み放題とのこと。クレープを注文すれば、クレープの値段 + ¥500 になるとのことなので、もちろんそれ✧ クレープもいろんな種類がありましたが、ここは紅茶の専門店。ロイヤルミルクティーのクリームとアールグレイのソースを使った”濃厚ティークリームのクレープ”(¥950税別)をいただくことに。

1杯目は、店員さんのクレープに合うおすすめに従い「オリエンタルバカンス」を。ふんわりとジャスミンが香って癒される味です。

そしてガレットが到着✧ しつこすぎない甘みのロイヤルミルクティークリームと、程よい苦みと香り高いアールグレイのソースがクレープと相性バッチリ◎、店員さんに勧められた紅茶ともよく合います! カップの紅茶が飲み終わる頃合いを見て、店員さんが次の紅茶のお伺いに来てくれます。普段あまり紅茶を飲まない旨伝えると、またアドバイスをいただいてフルーツ系をチョイス。3杯目と4杯目は、気になった名前や好きそうな味を選んでみるまでに紅茶をたのしむことができました。 特に最後に飲んだ「カカオな紅茶」はその名の通り、カカオを使ったブレンドティーで、ちょっと珈琲のような紅茶。気に入ってしまったので、こちらは茶葉(11個入り/¥745税込)も購入。ミルクから煮出すとまたおいしいとのことなので、それ試したい〜!
【17:45】ついセットで欲しくなっちゃう「植物と古道具 plan」

https://plankunitach.thebase.in
こちらは2017年4月にオープンした植物 & 古道具屋さん。 植物と古いものって、なんでこんなに合うんでしょう? こういうお店、大好きです! 夜の暗がりも手伝って、店内から漏れる光にもうワクワクが止まりません。

店内には、アンティークの家具や古道具、そして植物がぎっしり! もう、このお店に住みたいです。

古道具コーナーには、お皿や灰皿、和菓子の型のようなものから、一見”これは何だろう?”なものまでありますが、このお店で見ると確かに植物を乗せたらすごくよさそう! 植木鉢や花瓶だけが植物のものじゃない、古道具が秘める可能性を教えてくれます。

ドライフラワーや小瓶は、すでにアレンジメントされたものも売っているので、どれとどれを合わせたらいいのか迷っちゃう人にもおすすめです。

植物と古道具の色と形の組み合わせを見るだけでもたのしくて、お部屋作りの参考になりそう。

ちょっと珍しい植物などにも出会えますよ! わたしは「アルブカ・スピラリス・フリズルシズル」という魔法の呪文のような植物を購入(¥1,500税込)しました。 植物や古道具の入荷情報は、お店の instagram に最新情報が紹介されていますので、こちらもチェック! → https://www.instagram.com/plants_and_antiques/
【18:15】ゴールは「JR国立駅」南口

http://www.nonowa.co.jp/kunitachi/
10月ともなると、18:00はすっかり真っ暗に。 今日の”国立雑貨さんぽ”はJR国立駅北口に始まり、ぐるりとまわって南口がゴールです。 このままお家に帰ってもいいですし、たくさん歩いて疲れちゃった日は、スタートの時に軽くご紹介した「nonowa」に寄って晩ごはんのおかずなどを買って帰るのもいいかも。

〈おまけ〉 今回の”国立雑貨さんぽ”で購入したものたち。今回はだいぶ散財した感がありますが、これらのおかげで家がまた好きになりました✧ 手前左から時計回りに、「黄色い鳥器店」で発見した蚊帳の生地(¥1,080税込)、「LET'EM IN」のコーヒーポット、「植物と古道具 plan」のアルブカ・スピラリス・フリズルシズル、帰りに「nonowa」で見つけた国立カレー2種(計935円税込)、「Kunitachi Tea House」のカカオな紅茶。そしてさんぽコースに入れませんでしたが、たまたま「LET'EM IN」で手にしたチラシで知った「ニチニチ日曜市」にも寄って、”甚五右エ門芋”という初めて見た種類の里芋(¥450税込)を。 ※「ニチニチ日曜市」は毎月第3日曜日に催されている製造者直売のイベントだそうで、その月によって出展者も変わっているそう。国立におでかけのときの参考までに!