東海道五十三次の品川宿でおすすめ。原美術館やブックカフェなどを巡る、のんびりアートなおでかけコース

品川駅から徒歩でも約15分。「京浜急行北品川駅」は、旧東海道の第一の宿場町「品川宿」と呼ばれていた一帯です。そんな北品川を中心とした「アート」が楽しめるコースをご紹介!まずは京浜急行「北品川駅」よりスタート。駅から歩いて10分ほどの場所にある「御殿山ガーデン」は、まるで都心とは思えないような豊かな緑が広がっています。ガーデンで緑を堪能したら、次は閑静な住宅街の中にひっそりと佇む「原美術館」でアートに触れます。原美術館内の「カフェ・ダール」でランチをした後、今度は少し歩いて「品川宿」の方面へ。北品川商店街にあるおしゃれなブックカフェ「KAIDO books&coffee」でコーヒーと読書を楽しんだら、同じ商店街の先にある「品川菓匠 孝庵」で手作りお菓子を手土産に。最後に「品川神社」をお参りして、「京浜急行新馬場駅」から帰る、北品川をのんびり歩けるコースです。

昼からスタート
【11:45】「京浜急行北品川駅」から出発♪

http://www.keikyu.co.jp/train-info/kakueki/KK02.html
レトロな雰囲気が可愛い京浜急行の電車に乗り、「京浜急行北品川駅」からスタート。品川駅の隣の駅ですが、実は初代品川駅はこちらだったらしいです。改札を出ると大きな通りがあり、まだ宿場町…といった雰囲気はありません。あいにくの空模様でしたが、張り切ってスタートします!
【12:00】都心とは思えない豊かな緑!「御殿山庭園」

http://www.trustcity-g.com/about/gotenyama_garden
「東京マリオットホテル」にある「御殿山庭園」は、江戸時代、桜の名所として有名な御殿山の、昔ながらの面影を今に伝える日本庭園です。敷地内は自由に散歩でき、約2000坪の広々とした敷地の中を悠々と歩くことができます。

この日は雨だったためか、庭園を散歩しているのは私一人。都心とは思えないほどの豊かな緑を、一人ゆったりじっくりと味わうことができました。のんびりできて、気分もリフレッシュ♪

庭園は桜が有名なようですが、もみじやイチョウの木もたくさんありました。紅葉の時期にもぴったりの場所です。もみじの木々も、少しずつ色づいてきていました。
【12:30】閑静な住宅街の中にある「原美術館」。館内の「カフェ ダール」でランチも♪

http://www.haramuseum.or.jp/generalTop.html
緑豊かな「御殿山庭園」のほぼ隣、閑静な住宅街の中に「原美術館」があります。「原美術館」は、原俊夫氏が設立した現代美術を中心とした私立美術館です。入館料は一般1,100円(税込)。

美術館は、元々は実業家・原邦造の邸宅だったもの。レトロで静謐な雰囲気に包まれている美術館です。館内は2階まであり、常設展と特別展をゆったり歩きながら見ることができます。

平日の昼間(しかも雨)に訪れたため、人は少なめ。美術館の静かな雰囲気をゆっくりと堪能することができました。

美術館に併設されているカフェ「カフェ ダール」は、美しい中庭を眺めながら食事ができるガラス張りのカフェです。ランチはコース料理から単品料理まであります。私は本日のパスタ「ベーコンと玉葱の辛味トマトソースパスタ(1080円(税込)」を注文。小雨の降る庭を眺めながら、贅沢な美味しい時間を味わいました♪ ※館内は撮影禁止です

見に行ったときは、「田原桂一「光合成」with 田中泯」の写真展が行われていました!
【13:30】おしゃれなブックカフェ「KAIDO books&coffee」

http://kaido.tokyo/index.html
「原美術館」から歩いて、今度は東海道五十三次の宿場の一つであった品川宿があった一帯・北品川商店街へ向かいます。「KAIDO books&coffee」は、商店街の中にあるおしゃれなブックカフェです。

『旅好きな人に、全国のローカルな魅力や、その土地の風土をもっと楽しんで頂きたい』という想いで始めたという店内は、1万冊を越える書籍が2階席まで所狭しとズラリ。ちょっとした図書館のような雰囲気です。

気さくな店員さんが、店内に入るとすぐに声をかけてくれ、好きな席に座り、好きな本を読んでいいですよと教えてくれました!本を読みながらひと休憩。「スペシャルブレンド(500円(税込)」を注文し、深く美味しいコーヒーの味わいと好きな雑誌をめくりながら、素敵な時間を過ごせました。居心地が良く、のんびりできるカフェです♪
【14:10】「品川宿」のおみやげにぴったり!「品川菓匠 孝庵」

http://kyo-an.net/
北品川商店街をまっすぐ歩いて、目黒川に掛かる品川橋の手前にあるのが、手作りお菓子のお店「品川菓匠 孝庵」。素材にこだわったおいしいお菓子が常時40種類以上、用意されているお店です。

「品川宿」という土地のおみやげにぴったりのお菓子が色々とあり、ショーウィンドウを眺めているのもわくわく楽しいです。

お店の看板商品を、手土産に購入しました。品川蕪を生地に練り込んだという「品川カブレ 120円(税込)」、孝庵の看板商品「宿場ロール(チョコ) 180円(税込)」、しながわみやげ第3回の最優秀賞に選ばれたという「しながわ満月 130円(税込)」。
【14:30】パワースポット満載!「品川神社」を参拝しよう

http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/shinagawa/5264
商店街を抜けたあと、最後に訪れたのは新馬場駅の目の前にある「品川神社」。2匹の龍が絡みつく鳥居からして厳かな雰囲気!「品川神社」は源頼朝が海上交通安全と祈願成就の守護神として安房国の須崎明神を勧請したのが始まりと言われている神社です。

品川神社、見どころはたくさんありますが、鳥居をくぐって階段をのぼっていくと、まず目に入るのが「富士塚」。「富士塚」とは、富士山に模して造られた人工の山です。江戸時代からあるという品川神社の「富士塚」。登れば富士山を登るのと同じご利益があると言われています。

品川神社の富士塚は都内最大級。二合目、三合目…と富士山さながら、何合目か分かる石碑が所々にありますが、道はかなり急で険しく、雨だったため結構怖く感じました、その分、頂上まで登りきったときには達成感があります!

富士塚を下りると、富士山をご神体にした神社「浅間神社」が右手に見えてきます。富士とカエルの語呂合わせで「ぶじかえる」と命名された石像もあり、旅行前などには是非とも参拝したいですね。

浅間神社のあとは、広い境内を歩き、御本社をお参りします。御本社の右横に、赤い鳥居がずらりと並んでいるのが目に入ります…。

朱色の鳥居をくぐっていくと、末社の阿那稲荷神社がありました。参拝後、さらに続く階段と鳥居をくぐり奥まで行きます。

鳥居の先にあったのは「一粒萬倍の泉」!『家門・家業の繁栄を願い、印鑑や銭にこの霊水を注ぐが吉』とのことで、多くの方が訪れるパワースポットでもあります。私も小銭をじゃぶじゃぶさせていただき、金運アップを切に祈りました…!
【15:00】ゴール!「京急本線 新馬場駅」

http://www.keikyu.co.jp/train-info/kakueki/KK03.html
見どころ満載の品川神社でたくさん参拝し、すぐ目の前にある「京急本線 新馬場駅」でゴールです!豊かな緑や静かなアートを楽しんだり、昔からの「品川宿」を感じる商店街を歩いたりするこのコース、いかがでしたでしょうか。アートに触れ、のんびりゆったりと豊かな気分になれる、北品川でした。