蒲田くんの街を歩こう!昭和レトロな商店街でアジアン料理やシンゴジラの聖地を楽しむコース

「蒲田」というと、毎年「住みたくない街」にランクインされつつも、「住んでよかった街」にもランクインしてくるという、イメージの「蒲田」とリアルな「蒲田」はだいぶ違う!?そんな蒲田の隠れたポテンシャルを紹介します!よき昭和の時代を感じる商店街、東京1のリトルアジア蒲田の中華、台湾、ベトナム料理の美味しさ、蒲田キッズに大人気東急プラザの観覧車、そして「シンゴジラ」の聖地まで。東京ポコ、今年一番みんなにオデカケしてみて欲しい街!蒲田!

朝からスタート
【10:30】スタートは「JR蒲田駅」。電車から降りた瞬間、昭和を感じます。その理由はもちろん発車メロディ!

今日のスタートは蒲田駅です。JRだったら蒲田駅南口、東急電鉄蒲田駅だったら、中央口で。ちなみにJR蒲田駅降りた瞬間聞こえてくるのが「蒲田行進曲」。これを聞いて「懐かしい」とちらりと思ったら、昭和っ子確定!
【10:40】蒲田キッズのエンタメスポット、「東急プラザ蒲田屋上遊園地」から蒲田を一望しよう!

http://kamata.tokyu-plaza.com/
初の蒲田おでかけコースは、まずは地元のキッズに大人気の東急プラザ蒲田の屋上遊園地「かまたえん」に行きましょう。今ではめっきりなくなった屋上遊園地のあの優しい雰囲気が残っている貴重な場所です。

幸せの観覧車は一周300円。都内の屋上遊園地の中で唯一の観覧車。昭和感が漂ってるかな?と思って向かったところ、いえいえ、2014年にリニューアルしていて、緑も多く、ちょっとしたフードもあったり、平成キッズものんびり楽しめるエンタメスポットです。まずは観覧車に乗って上空から蒲田の全貌を見てみましょう。
【11:00】蒲田っ子の台所、「西口商店街」をぶらぶらしてみよう!

http://www.24kamata.or.jp/
都内は人も多いので、商店街が発展しているところが多いのですが、こちらの商店街は別格!一般的な商店街を斜め上ゆくお店が多いのが特徴です。その上、かまたの名店と言われるお店もちらほら。昭和テイストをたっぷり堪能ください!

昭和のテレビ番組の賞品といえば、「晴れ着の丸昌」が商店街にあります。 もともと蒲田は「コスプレイベント」を一般的なイベントとしてはじめた地域でもあり、記念日でなくても変身したいという願望が叶えられる商店街です。

巨大スクリーンに、いろんな作品がみれるシネコンが当たり前ですが、まだまだ「映画館」らしい映画館がここ蒲田商店街にあります。昔、蒲田には、「松竹蒲田撮影所」があり、当時の日本の映画界の中で、蒲田はメジャーでした。我らが商店街の中に映画館がある、というのは、一種のステータスだったと思います。

埼玉県民御用達、そして国道沿い、幹線道路沿いによくみる「山田うどん」も、ここ蒲田では商店街仕様にっ。こんなコンパクトな山田うどん初めてみた!

ちなみに「蒲田」おすすめグルメでは必ず紹介される「ホアンヨン」もここの西口商店街にあります。そう、蒲田は東京の中でも中華などのアジア料理の店舗が多く、けれども、日本の昭和な感じが根強く、さながら、リトルアジア。蒲田の商店街は大通りなはずなのに、どこか裏通りな感じがします。蒲田商店街のキャッチコピーは「どこに行っても裏通り」(笑)
【11:40】小腹が空いたらここ。台湾のファーストフードがそのまま食べられる「台北OH茶」

https://tabelog.com/tokyo/A1315/A131503/13182100/
西口商店街と、東急池上線に挟まれた狭い路地を入ったところにあるのが、「台北Oh茶」。基本、タピオカティーのお店でお持ち帰りの店舗ですが、店前にはほんの2人分の椅子がカウンターがあります。徐々にメニューが増えていき、今では台北夜市さながらの品揃え。魯肉飯(ルーローファン)や、麺線(めんせん)、台北で大人気ファストフードのでっかいチキン唐揚げ鶏排(ジーパイ)や、臭豆腐(シュードーフ)まで勢ぞろい。魯肉飯、パールミルクティ、鶏排を食べてみたけれど、味付けはまんま台湾の屋台の味!日本の味覚に合わせてなくて、香辛料が強めで、外で食べる感じも合わせて夜市な感じです。

鶏排(ジーパイ)Lサイズで500円、魯肉飯(ルーローファン)500円、パールミルクティーは、大きさ、トッピングなどにもよりますが、タロイモパールミルクティLサイズ450円をチョイス!タロイモパールミルクティは、さつまいもみたいな味でこれまた東京ではなかなかお目にかかれない味です。ドリンクは台湾さながらの、タロイモや冬瓜ミクルティー、普通の爽やかな柑橘系のティーなど、珍しい種類が豊富です。ぜひ台湾味チャレンジしてみてください。(値段は税込)
【13:00】東口にある商店街をぬけて向かうはベトナム料理「ティティ」

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蒲田西口商店街堪能したあとはJR蒲田駅の向こう側「蒲田東口」に向かいます。こちらの商店街におすすめしたいアジアの名店、ベトナム料理「ティティ」があります。 蒲田マダムの女子会に使われたり、日本語ではない言葉のアジアっ子で店内は満員!!さすがリトルアジア蒲田! 写真の料理は、揚げ春巻き972円、エビの香ばしさがたまりません!生野菜に包んでさっぱりと食べます。

ベトナム料理といえば、生春巻き(648円)。スイートチリソースが定番ですが、こちらティティでは、八丁味噌のような、濃厚な甘味噌のたれが最高にうまいです。香草は、パクチーではなくミントが使われています。

牛肉フォー918円、牛肉の深いコクがありつつ、野菜たっぷり(もちろんパクチーではなくミントたっぷり)なので、するっとの喉越し爽やかでいくらでも入ります。ですが、真っ赤な生赤唐辛子はすごく辛く、汗が半端なく出ました。 (全て税込金額)

食後にはベトナム珈琲(544円)もおすすめです。コンデンスミルクの量をみてドキドキするも、出来上がりを飲んで、、、、思った通りに激甘でした。ドリップが全て落ちるまでかなり時間がかかるので、おしゃべりしながら食後を楽しましょう。
【14:30】餃子の名店「金春本店」でおやつ餃子!

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JR蒲田駅東口を背にして15分ほど歩いて行くと、「蒲田のグルメ=羽根つき餃子」を世知らしめた名店金春本店(コンパル)があります。ランチのあとに食べられない?!いいえここの餃子はいつでも食べられます。 羽根つき餃子は、お値段もおやつ料金6個で300円、手作りであろうモチっとした皮に包まれたギュギュっと詰まったお肉とのバランスが最高!

小籠包3つ(一人前)で300円。もっちりしていて、肉汁がたまりません。餃子の名店ですが、小籠包も隠れたおすすめメニューです。
【15:00】蒲田くんと映画シンゴジラの聖地巡礼するために、大田区観光情報センターへ

https://tokyoactivity.com/ja/
お腹がいっぱいになったところで、京急蒲田駅ビルの中にある「大田区観光情報センター」へ。さすが羽田空港のお膝元、日本人観光客というより、英語の表記が多く、他の国からの観光客メインの情報センターでした。ここにはすごい地図があるので、チェックしましょう。

第二形態のゴジラのことを「蒲田くん」と呼ばれているように、今や蒲田は映画「シンゴジラ」の聖地となっています。大田区観光情報センターでは、ゴジラの上陸までの道筋を観光協会のみなさんが調べあげ、地図にしたものがあります。

情報センターには、売り物ではないものの、第二形態の蒲田くんフィギュアがあるため、、、

地図に乗せるとこんな感じ。蒲田くん、で、でかいっっ!!!そして、本気でこんな生き物がいて上陸してきたら、たいへんですね。。。
【15:30】地図を元にゴジラが上陸されたとされる場所へ向かってみよう!蒲田東口商店街へ。

シンゴジラで逃げ惑う人たちと共に映っていた場所がここです。シンゴジラが上陸した場所か。。。と、思うだけで普通の商店街がちょっとだけ特別に感じます。

この川から上陸してきたのか(あやめ橋)。。。とすると見えてる、向こう側のビルは、、、と、空想と現実と混ざって考えるとさらに「シンゴジラ」が面白いですね。ちなみに、シンゴジラが上陸することで、「悲報!人気のラーメン店が大破」、「蒲田からの上陸は細いところをわざと進んでいる」など、上陸ルートを独自に計算している個人サイトがあるのでそれも合わせて、蒲田を散歩するのも面白いとおもいますっ。
【16:00】今日のゴールは「JR蒲田駅」。第二形態蒲田くんに遭遇することなく無事に蒲田駅に到着しました

昭和+アジア+邦画=蒲田の図式あながち間違っていないとは思いますが、訪れてみて思ったのが、東京のベットタウンとしては蒲田はかなり優良物件ならぬ優良地域であるという事。渋谷や東京からは30分以内で移動でき、休日はアジアの美味しいグルメを楽しむことができ、世界各国へアクセスしたいと思ったら羽田空港が近くにあります。こんな優良地域はなかなか無いと思いました。