「横浜トリエンナーレ2017」で現代アートを体感しよう!アートの祭典とともに横浜中華街のグルメやみなとみらいを観光するコース

「横浜トリエンナーレ2017」で現代アートを体感しよう!アートの祭典とともに横浜中華街のグルメやみなとみらいを観光するコース

2001年のスタート以来、今回で6回目となる「ヨコハマ トリエンナーレ」。 3年に一度、横浜市の様々な会場で行われる国際的な現代アートの展覧会。今回は3会場でじっくり体感できます!きっと、現代アートの概念が覆される楽しい体験、新しい発見、心の奥底から湧き上がる初めての感情に出会えるはずです。横浜と言えば、港と中華街。トリエンナーレの1つ目の会場、「横浜市開港記念会館」で鑑賞したあと、周遊バス「あかいくつ」に乗って横浜中華街へ。「天香楼」でコスパ最強のランチをいただきます。ランチのあとは、二つ目の会場「赤レンガ倉庫」へ。人気のベーカリー「BLUFF BAKERY(ブラフベーカリー)」でパンを買い、「BankArt StudioNYK」でティータイム。最後にみなとみらいに向かい、「横浜美術館」で「ヨコハマ トリエンナーレ2017」を鑑賞する、丸一日横浜を満喫できるおすすめコースです!

朝からスタート

からスタート

【10:00】みなとみらい線「日本大通り駅」からスタート!

【10:00】みなとみらい線「日本大通り駅」からスタート!
日本大通り駅
http://www.mm21railway.co.jp/station/nihonodori/stationmap.html

東急東横線と相互直通運転をしている、みなとみらい線の「日本大通り駅」が今回の散策のスタート地点。1番出口を出たら、目の前に現れる素敵な建物に思わずカメラを構えてしまうはずです! その建物こそ、「ヨコハマ トリエンナーレ」の会場となっている「横浜市開港記念会館」。 チケットをまだお持ちでない方は、駅構内のファミリーマートか1番出口の先にあるセブンイレブンで購入しましょう! ※横浜市開港記念会館では安全面からチケットの販売をされていません 【ヨコハマ トリエンナーレ2017 島と星座とガラパゴス】 (2017年8月4日(金)~ 11月5日(日)) http://www.yokohamatriennale.jp/2017/

わたしは駅構内のファミリーマートで購入。 赤レンガ倉庫か横浜美術館の会場で本チケットとの交換が必要です。 チケットはHPの他、会場となっている横浜美術館、赤レンガ倉庫やコンビニ、その他、様々な場所で購入することができます。 当日券は、大人1800円、大学生・専門学校生1200円、高校生800円、中学生以下は無料 ※価格はすべて税込 ヨコハマトリエンナーレ2017の3つの会場(横浜美術館、横浜赤レンガ倉庫1号館、横浜市開港記念会館地下)に会期中1回ずつ入場できます。 ※別の日程も可能 ※入場当日は、同一会場に限り再入場可能

【10:05】ヨコハマ トリエンナーレ2017① 横浜市開港記念会館へ!

【10:05】ヨコハマ トリエンナーレ2017① 横浜市開港記念会館へ!
開港記念会館
http://www.city.yokohama.lg.jp/naka/kaikou/

日本大通り駅1番出口を出ると、圧倒されるほどの美しい建物が目の前に!神奈川県庁の「キング」、横浜税関の「クィーン」と並ぶ横浜三塔のひとつで、「ジャック」の愛称で親しまれている横浜市開港記念会館がこの建物。「ヨコハマ トリエンナーレ2017」は、こちらから鑑賞しましょう♬

正面入口ではなく、トリエンナーレ専用の入口から地下へ入ります。 おどろおどろしい雰囲気と会場の暗さに一瞬躊躇しますが、瓦礫からこちらを見つめる大きな眼の正体はゴジラ。この柳幸典(やなぎゆきのり)氏による「Project God-zilla —Landscape with an Eye」は、2016年に「bankART1929」で開催された柳氏の個展でも展示されていたもの。津波で流されたものや産業廃棄物、放射性物質などの瓦礫の山の中からゴジラが見ていたもの=目に映るものをじっくり見ていると胸が詰まる想いになりました。

2年に一度開催される美術の展覧会「ヴェネチア・ビエンナーレ」において、新人の登竜門とも言われているアペルト部門で賞を受賞され、世界的に注目されている柳幸典氏。 その受賞作品「ザ・ワールド・フラッグ・アント・ファーム」のひとつがこの「フラッグ・アント・ファーム」。 日本の国旗が小さな蟻によって崩れていく、、蟻の動向次第で作品が変わっていくという興味深い作品でした。

こちらは、戦争放棄を謳う、日本国憲法第9条をLEDで表現した「アーティクル9」。1994年の作品を再現したものですが、点滅する条文を読んでいると消えてしまう、その儚さ、不安な気持ちが、今の日本の状態とシンクロしているような気が。 初っ端から圧倒的なメッセージ性をもつ作品を目の当たりにして、隣にいる娘にどのように説明しようと思いを巡らせ、忘れてはならないこと、日本の現状、いろんなことを考える機会をいただけた気がしました。

せっかくなので、横浜市開港記念会館も見学してみよう!

せっかくなので、横浜市開港記念会館も見学してみよう!
横浜市開港記念会館
http://www.city.yokohama.lg.jp/naka/kaikou/

「ヨコハマ トリエンナーレ2017」の会場となっているこの横浜市開港記念会館は、国の重要文化財にも指定されている大正期の代表的な建物で、横浜開港50周年を記念して、市民の寄付により建てられたのだそうです。 なかなか中に入る機会もないので、見学することにしました。 館内にはボランティアガイドの方もいらっしゃるので、大体の所要時間をリクエストすれば、それに応じて案内をしてくださいます。 この日は普段はあまり開いていないという講堂を運良く見学することができました。 日本初の公会堂らしく、関東大震災で消失する前は、1000席もの人が入ることができたのだそうです! 創建当時から残っているミント色の柱や大理石のベンチがとても素敵でした。

2階に上がるとまず、階段のバラ窓の美しさに見とれてしまいます。 ですがその先で出迎えてくれる、横浜らしいステンドグラスの美しさに圧倒されてしまいました。横浜ならでは!のデザイン。駕籠(かご)に乗った外国人の方の身長が高すぎて、足が出てしまっているのもオツです。 宇野澤組ステンドグラス製作所により製作されたオリジナルは、残念ながら関東大震災で消失してしまったとのことでしたが、図案が残っていたために復元できたのだそう。 向かって右のステンドグラスに創建当時のものが一枚だけ残っているとのこと! 一枚だけ色が違うので目を凝らせばわかるかな?ぜひ生で見てみてくださいね!

奥の階段にあるこちらのステンドグラスは、黒船・ポーハタン号が来航したときの様子を描いたもので、オリジナルはやはり宇野澤組ステンドグラス製作所によるもの。こちらも震災後に再現されたものなのだそう! 1858年、このポーハタン号の船上で日米修好通商条約が調印されたのだそうです。

こちらは貴賓室。八角形のドーム型の天井が素敵でした。天皇皇后両陛下がいらしたときは、このお部屋の前から赤い絨毯が敷かれたのだとか。また、ホテルニューグランドはもともと開港記念会館内にあった食堂だったそうで、初めて知ることばかり! 西洋料理定食が40銭、日本料理定食は30銭だったそうですよ!(ちなみに当時の物価はお米10キロが1円=100銭くらいだったそう)

【10:35】横浜の景色が一望できる穴場スポット、神奈川県庁の屋上

【10:35】横浜の景色が一望できる穴場スポット、神奈川県庁の屋上
神奈川県庁
http://www.welcome.city.yokohama.jp/ja/tourism/spot/details.php?bbid=186

横浜市開港記念会館の方に「県庁の屋上には登られましたか?港が一望できて素晴らしいですよ」と教えていただき、横浜三塔の二つ目、「キング」と呼ばれている県庁に登ってみることに! 横浜市開港記念会館からですと裏口がすぐですので、そちらから入ることにしました。

裏口から入って、正面入口のほうに向かうとこのような重厚感のある階段が! こちらの左側のエレベーターで屋上に向かいます。 この建物、なんでもドラマ『華麗なる一族』で「阪神銀行本店」として使われ、木村拓哉さん、北大路欣也さん、西田敏行さんが来庁されたそうです!

屋上からの景色がこちら。180度以上を見渡せる大パノラマ!この日はお天気もよく、とても気持ちよかったです。

【11:28】周遊バス「あかいくつ」に乗って横浜中華街へ!

【11:28】周遊バス「あかいくつ」に乗って横浜中華街へ!
新県庁前(バス)
http://www.city.yokohama.lg.jp/koutuu/kankou/akaikutsu/

県庁の裏口を出ると「新県庁前」のバス停があります。ここからみなとみらい周遊バス「あかいくつ」に乗車しましょう! レトロ調の赤いバスは外観も内装もとても可愛くて素敵です。 料金は大人220円、子ども110円ですが、「ぶらりみなとチケット」を購入すると、大人500円、子ども250円で一日乗り放題なので、とてもお得です。 バス車内でも購入可能ですので、一日みなとみらい界隈を観光される方はご利用されてみては♬ ※「ヨコハマ トリエンナーレ2017」だけを観たい方は、会場間を廻る無料送迎バスも出ています

バス停にある赤い枠の時刻表が「あかいくつ」のバス停の目印。 バスターミナルの桜木町から2つのルートに分かれて運行しています。赤レンガ倉庫、アンパンマンミュージアムやカップヌードルミュージアム、ワールドポーターズを廻るMコースと、元町や中華街、港の見える丘公園から山下公園方面を通るCコースです。

こちらが車内でも購入できる「みなとぶらりチケット」。このチケット、三渓園や野毛山動物園の路線バスまで使えるというのですから驚きです。 「あかいくつ」は、だいたい20分間隔で運行されているので、事前に時刻を調べておくと良いかも知れません。 「新県庁前」から「中華街」までは約10分ほどで到着します!

【11:50】横浜中華街の「天香楼(てんこうろう)」でランチ!

【11:50】横浜中華街の「天香楼(てんこうろう)」でランチ!
天香楼
http://www.tenkourou.com/pc/

横浜中華街の善隣門の近くにある「天香楼」。こちらのお店に来てみたかったのは、リーズナブルでおいしいランチがいただけるということと、アジアンスイーツが充実しているから!まだお昼前とあって、お席も空席がありました。

ランチメニューは8種類ほど。そのお値段を見てびっくり!550円から高くても760円なのですから。サラリーマンの方にも人気なわけです。 わたしは一番人気だという「フカヒレあんかけ炒飯(550円税込)」を注文。 大盛りにしようか迷いましたが、しなくて正解。普通でもすごい量でした。 醤油ベースのあんがおいしくて、さらにスープと副菜まで付いてきて、これで550円とは驚きです!

こちらは娘が注文した「エビチリ(650円税込)」。こちらにスープ、ごはん、副菜が付いてきました。海老がプリプリでおいしかったそうです。

さて、食後のデザートはなににしよう?とメニューを広げていたら、 「食後のお飲み物とデザートです」 とコーヒーと杏仁豆腐が運ばれてきました。 しかもひと口サイズではなく、しっかりとした量! 娘のコーヒーはオレンジジュースに変えてくださるという臨機応変な対応がとても嬉しかったです。

もはや満腹すぎて、デザートは断念。 ちなみに食べてみたかったのが、「つばめの巣入りデザート(1500円)」と「九龍球(680円)」という果物をライチのシロップで閉じ込めたもの。 次回はぜひ食べてみたいな♬

お店を出たら、ローズホテル近くの「あかいくつ」のバス停「中華街」まで戻って、目指すは「赤レンガ倉庫」。 港の見える丘公園や大桟橋辺りを廻っていくので、車窓を眺めているだけでも観光気分を味わうことができますよ!

【13:30】ヨコハマ トリエンナーレ2017② 赤レンガ倉庫へ!

【13:30】ヨコハマ トリエンナーレ2017② 赤レンガ倉庫へ!
横浜赤レンガ倉庫1号館
http://www.yokohama-akarenga.jp/

次なる「ヨコハマ トリエンナーレ2017」の会場である赤レンガ倉庫は、1913年(大正2年)に完成した歴史ある建物。当時のレンガ建築技術の粋を集めて建造され、世界の物流拠点として創建当初から国内外の発展に大きく貢献してきたといいます。1989年にはその役割を終え、2002年に文化施設として生まれ変わりました。現在は、近代化産業遺産に認定されているのだそう! その歴史的建造物の1号館に向かいます♬

赤レンガ倉庫1号館、1階の受付で、朝コンビニで買ったチケットをヨコハマトリエンナーレのチケットに交換してもらい、会場へ。 裏面に会場3ヶ所でスタンプを押してもらえます。 どんな展示が待っているのかドキドキ!

まず最初のブースは、小沢剛(おざわつよし)氏による約15分の映像とペインティング作品。 近年、小沢氏は、実在した歴史的にも有名な人物の生涯を題材にし、事実とフィクションを合わせた物語を構築する「帰って来た」シリーズを制作されています。野口英世、藤田嗣治、ジョン・レノンに続く第4弾となる今回の作品は、なんと!午前中に訪れた横浜市開港記念会館が生誕の地でもある、美術家で思想家の岡倉天心こと岡倉覚三がモデル! 岡倉天心が挫折を経験していたころに訪れたインド・コルカタでの足跡を辿り、岡倉の目を通して、現在、近未来の危機を予見しています。 インド人の男女が物悲しく歌う様子が印象的で、その景色とともに声までもが美しく穏やかで、白いシャツを着た男性たちは確かにわたしに岡倉天心を連想させたのでした。

クリスチャン・ヤンコフスキーの作品は、身体と公共彫刻の関係性について言及する三部作。なんという着眼点の面白さ!この写真は、重量挙げのポーランド代表チームの現役選手が、ワルシャワ市内の歴史的人物の彫像を持ち上げようとする「重量級の歴史」。 ですが、もっとも面白かったのが、次の展示。

流れている映像は横浜にある公共彫刻の気の流れをよくするため、様々なマッサージ師が診断から施術を行うというもの。その映像をこのような3種類のマッサージチェアやベッドに寝転がって鑑賞するのです。彫刻にマッサージをすることで新たに見えてくることがありそうで、とても興味深い作品でした!

こちらのブースに入って、ハッと息をのんだわけは、この方の絵が大好きで大好きで、貪るように観ていた時期があったからです。この少女の優しい表情と「R.Aoyama」のサインを見て興奮しなかったわけがありません。青山龍水氏の作品にここで出会えるなんて! こちらは青山龍水氏の孫にあたる、青山悟(あおやまさとる)氏のブースだったのです!

こちらが青山悟氏の作品のひとつ。 ロンドン大学ゴールドスミスカレッジのテキスタイルアート科で学んだ青山氏は、作品との距離を置くために、足踏みミシンを使って刺繍を施してらっしゃる方。その描写の細かさと表現力には驚かされるばかり! お祖父さまの絵と背中合わせに飾れらた女性政治家の絵。肩には、派手すぎないけれど、自己主張を忘れない色彩のジャケットが掛けられています。「社会思想とジェンダーにまつわる孤立と接続が複雑に絡み合う今日の有様を鋭く照射している」のだそうです。

「Don't Follow the Wind」と題されたこちらには、天井から様々なカタチのものがぶら下がっていて、それを被るとまるでそこを歩いているようなVR体験ができました。 その場所は福島。 東日本大震災から4年後の2015年3月11日に、東京電力福島第一原発の帰還困難区域内に、元住民の協力のもと、12組のアーティストの作品を設置。 「ヨコハマ トリエンナーレ2017」では、隔離、孤立、記憶の風化、社会の偏見に抗うように、このサテライト展示を行い、未来へと繋ぐプロジェクトを続行しています。 防護マスクに身を包み、変わってしまった福島の土の上を、空気の中を歩く感覚。 あの独特な空気感はきっとこのまま心に留まり続けるような気がします。

赤レンガ倉庫1号館の1階にあるグッズ売り場でひと目惚れしたのは、このヨコトリちゃん(ひとつ・500円税込)。 古着やハギレを使って小さな立体のぬいぐるみを制作されている現代美術家の安部泰輔(あべたいすけ)さんによる作品。日によって置かれているものが違うらしく、今日はどんなヨコトリちゃんに出会えるのか?それも楽しみです!

【16:00】元町の人気ベーカリー「BLUFF BAKERY(ブラフベーカリー)」 の2号店をチェック!

【16:00】元町の人気ベーカリー「BLUFF BAKERY(ブラフベーカリー)」 の2号店をチェック!
ブラフベーカリー日本大通り店
https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140104/14067858/

赤レンガ倉庫を出たら、2号館前のバス停から「あかいくつ」に10分ほど乗り、「新県庁前」のバス停へ向かいます。 「新県庁前」から馬車道方面に歩いていると、右手にあるのがこのパン屋さん。 元町でも人気のある「BLUFF BAKERY(ブラフベーカリー)」の2号店です。 ※土日はお休みなのでご注意を

素材にこだわり、ニューヨークスタイルのパンを提供されている「BLUFF BAKERY」。 ハード系もキッシュなどもおいしそうで目移りしちゃいます!朝食用にも、お土産にもぴったりです。

今回購入したのは、持ち帰る間に型崩れしてしまっていたのですが、「黒船あんぱん(160円)」、「ミルクスティック(210円)」、「アーモンドクロワッサン(320円)」、「ミックスベリーブリオッシュ(230円)」。どれも外れがなくてとてもおいしかったです! とくに一番上のアーモンドクロワッサン、これは半分にカットしたので、大きさはこの倍あるのですが、ずっしりと重くてかなり好きな感じでした。 ミルクフランスもまた必ず買うだろうな。 ランチ時にはファラフェルもあるそうなので、次はそれを狙っていくつもりです♬ ※価格はすべて税込

【16:15】「BankArt Studio NYK」でアートなティータイム!

【16:15】「BankArt Studio NYK」でアートなティータイム!
BankART Studio NYK
http://www.bankart1929.com/

「新県庁前」のバス停から馬車道方面に5分ほど歩いた海側にあるのが、「BankArt Studio NYK」。1953年に建てられた日本郵船株式会社の元倉庫を2006年にアートスペースとしてリノベーションし、横浜からアートを発信しつづけている場所です。「ヨコハマ トリエンナーレ2017」の会場ともなっていて、通常のチケットに追加料金を支払ったセット券を購入すると、こちらで開催中の「BankARTLife V~観光」と題された、”光を観る”本質に迫る作品たちを観ることができます!※「BankARTLife V」のみの入場は1000円(税込) 今回は建物の雰囲気を味わいながらお茶をしたかったので、展示はまたの機会に訪れたいと思います。

入口を入って右手にあるのがカフェスペース。 海を臨むテラス席から、港の風景を楽しむこともできます。力が抜けているのにセンスを感じる店内には、幅広い年代のクリエイティブな雰囲気の方々が集っていらっしゃいました。

カウンターで注文して受け取るセルフサービス制。こちらで「アイスコーヒー(200円税込)」を注文♬ 常連の方はコーヒーチケットを持参されていました。ドリンクのほかに軽食があったり、週末はタイカレーのフードワゴンがやってくるそうですよ!

少し小腹が空いたので、「パテ(バゲット付き・350円税込)」をいただくことに。 パテは、レバーや牡蠣とほうれん草など5種類ほど!お値段もさることながら、バゲットを温めてくださるのも嬉しい。 こちらの「BankArt Studio NYK」から、ヨコハマ トリエンナーレ期間中、会場間を無料で送迎してくれるバスが走っています。30~60分間隔ですが、時間が合えばこちらを利用して、次の会場、「横浜美術館」に向かうも良し。 馬車道駅から横浜美術館のある「みなとみらい駅」まで、電車で向かってもすぐです。駅を出て、商業施設「MARK IS(マークイズ)」の中を抜けたら、横浜美術館のいつもとは違うカラフルなファザードが見えてくるはずです!

【17:00】ヨコハマ トリエンナーレ2017③ 横浜美術館へ!

【17:00】ヨコハマ トリエンナーレ2017③ 横浜美術館へ!
横浜美術館
http://yokohama.art.museum/

さて!いよいよ3つ目の会場「横浜美術館」に到着です。 丹下健三氏によって建てられたこの美しい横浜美術館が、外観からトリエンナーレ仕様に。救命ボート!?そして、その柱に巻かれているものの正体がなんなのか早く知りたくてウズウズ!娘よりも先に走って近づいておりました。

このインスタレーションの正体は救命胴衣!中国のアイ・ウェイウェイ氏によるものです。 アイ・ウェイウェイ氏と言えば、中国で今もっとも影響力のある現代美術家と言われ、2008年の北京オリンピックのメイン会場だった“鳥の巣”の愛称でも知られる、北京国立スタジアムの芸術顧問としても有名。 美術家でもあり、社会評論家、政治評論家でもあるアイ・ウェイウェイ氏は、常に自らの置かれた社会状況に関わり、芸術概念を拡張し続けてらっしゃいます。 この救命胴衣も2015年以降に取り組まれた難民問題に関連するもの。氏の作品は、いずれも権力構造と大衆の関係性を示唆しています。

こちらは、香港を拠点に活動し、ローラン・グティエレス、ヴァレリー・ポルトフェの二人による「マップオフィス」の作品のひとつ。 島、領海、領域に関する広範なリサーチをもとに、政治、社会的な問題を提起されています。島国日本のイメージをサウンドスケープとして描き出す新作の隣には、村上春樹氏や大江健三郎氏の小説の抜粋が置かれていたり!島のあちこちであんなことやこんなことが(笑) この島々で繰り広げられるストーリーを妄想するのも楽しいかもしれません!

女子高生の人だかりができていたのが、日本独自の進化を遂げた“ガラパゴス”的なオタクカルチャーを世界に発信している、作家ミスターのブース。 アニメやゲームキャラクタータッチで描かれた“Kawaii”少女たちをアートとして昇華させ、二次元、三次元でミスターの妄想を覗いているような世界観が面白かったです!

作品の多様性が興味深いのは、ロブ・プルイット氏。オバマ元大統領が在職していた8年間毎日描かれた絵はなんと2922枚!オバマ大統領ファンにはたまらない壁、です。 かと思えば、自らオークションに出している実物を並べて展示してあったり! 特に面白かったのが、ごくオーソドックスなカレンダーに個人的な出来事と同時に、社会現象や有名人の誕生日などを描き込んだ「スタジオカレンダー」。わたしの誕生日は誰と一緒?この人とこの人は同じ誕生日なの?!とか、楽しい絵を見ているだけでもワクワクします。

アン・サマット氏の「酋長シリーズ」は、マレーシアの伝統的な織物に由来します。 スプーンやねじ、パソコンの基盤といった工業製品や日用品が編み込まれた立体作品。 作品はそれぞれに女性っぽかったり男性的であったり。社会における性別の役割や作家自身のアイデンティティが映し出されているのだそう! 性差、伝統と日常との間を接続するもの(今までそんなことを考えたこともなかったけれど!)、日々変化していくものは何か?を問いかけています。

フランスの人工山「テリル」の写真も美しかったけれど、畠山直哉氏の故郷、陸前高田の連作に胸を打たれました。独自の審美眼で切り取った、自然と人間の関わりがテーマだという畠山氏の作品。 物悲しい空気感の中にも、菜の花だったり、未来を予感する道だったり、虹だったり、、その視線の先にあるのは、例え小さくても確かな希望である気がしたのでした。

突如現れたトンネルの不思議に前に出てみたり、左から右から眺めて見る、、どこに反射板があるのか、平面であるはずの壁には無限のトンネルがあり、床には梯子がかけられ深い穴が! 重厚感があってスリルも感じる美しいトンネルと、どこまでも落ちて行きそうな穴をぜひ生で体感してみてください。

思わず「可愛いー!」と声を上げてしまうパオラ・ピヴィ氏のこちらの作品は、アラスカをはじめとする北米で古来より神聖とされてきた熊をカラフルな羽根で覆ってあります。 奥にある2頭の熊は『I and I(芸術のために立ち上がらなければ)』、その前の小熊がよじ登ろうとしているのは『私の大好きなジジ』、そして手前のピンクの熊は『準備ができたら教えてね』。 作家の自然や芸術に対する底知れない強い想いを感じることができます。 作品に触れることはもちろんNGですが、近づいて写真を撮ることは可能。 SNS映えすること間違いなしですね!

【19:10】みなとみらい線「みなとみらい駅」がゴール!

【19:10】みなとみらい線「みなとみらい駅」がゴール!
みなとみらい駅
http://www.mm21railway.co.jp/station/minatomirai/

今回の横浜アート散策、いかがでしたでしょうか? 一日で廻るにはもったいないくらいの盛り沢山な内容なので、二日くらいに分けてじっくり廻るのも良いかもしれません! わたしは、初めての「ヨコハマ トリエンナーレ」でしたが、なぜ今まで来なかったのか、後悔するほど楽しかったです! 現代アートってなんだか分かりづらい?そんなイメージが一変しました。むしろ私たちとの距離が近く、日常生活に繋がるもの、現代社会を見つめ直す機会をいただけるものもあって、様々な作家さんの個展を一気に観ているようなそんな贅沢な気持ちにもなりました。 自ら作品の一部にもなれたり、作品に参加したり、受け身だけではない鑑賞の仕方を模索しながら楽しめるのもとても有意義。 小学生から幅広い年齢層の方が楽しめる内容だと思います。 今回、ご紹介したのはごくごく一部。ぜひ会場に足を運んで“横浜”と“芸術”を身体で感じていただけたら嬉しいです! だってこの機会を逃すと次は3年後なのですから!

Finish! Nice outing!

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